3Com、Palm Computing Platformの日本語対応版を提供

日本語化されたPalm III展示用βモデル。スケルトンモデルの発売予定はないという
'99年2月2日 発表

連絡先:
スリーコム ジャパン株式会社
Tel.03-3375-4356


 スリーコム ジャパン株式会社は、パームコンピュータ「Palm Computing Platform」日本語対応版を提供する事を明らかにした。リリースによれば今年始めには製品が市場に出回るとしているが、具体的な発売時期や価格などは明らかにされなかった。

ソフトウェアキーボード。文字種はひらがな、かたかな、アルファベット、数字が用意される
 日本語版Palm OSには、英和・和英辞書を含むPalmデスクトップ・ソフトウェアの日本語版が標準添付される。なお、日本語OSは今後発表が予定されている日本語対応モデルでのみ動作し、従来モデルには対応しないとしている。
 従来英語版に搭載されていたアプリケーションと、PCとのデータリンクソフト「HotSync」は全て日本語化され、アドレス帳では名前の読みのフィールドが別に設けられているなど、日本語での使用を考慮した変更も加えられている。日本語入力は、独自の一筆書きアルファベットGraffitiによるローマ字変換と、ソフトキーボードによるかな漢字変換、PCで入力したデータをHotSyncで転送する方法が用意される。
 また、デベロッパ向けに開発を促進する「Japanese Solution Provider Program」も同時に発表された。

 米3ComのMark Bercow副社長は、「'98年はヨーロッパへの進出を果たした、'99年は日本にフォーカスを当てる。日本の市場は、アメリカやヨーロッパと異なり、競合他社も多く成熟した市場だと認識している。しかし、市場は大きく成長しておりチャンスがあると考えている」と語った。

□スリーコムジャパンのホームページ
(2月3日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.3com.co.jp/index.html
□Palm Computing Platformホームページ
(2月3日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.palm-japan.com/home.html

('99年2月3日)

[Reported by taira@impress.co.jp]


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