安川英昭社長によれば「NASAから各社プリンタメーカーに打診があったのだが、製作期間が2週間ということで、短期間の間に試作機を提出できたのは当社だけだった。他社はモックアップなどに留まったようで、我々が提出した段階でほぼ即決だったようだ」と採用経過を説明。「無重力状態で使用する事になるので、紙を出力した後飛んでいかないなどの工夫をしている」という。
会場ではこのほかにも、PCカードスロットを搭載したインクジェットプリンタ「プリントン PT-100」などが展示されていたが、新製品の展示がなかったのは残念だった。ただし会場では、「当社のインクジェットプリンタは写真画質で、非常に美しいと自負している。これ以上どこが美しくなるのかと疑問に思われるかもしれないが、今年の年末モデルはさらに早く、美しくなる」という話も飛び出した。このほか、デジタルカメラにも来年に向けて徐々に力を入れていくという。
安川社長はエプソングループの経営状況にも触れ、「まだ少し期間は残っているが、'98年度は利益、売り上げ共にほぼ予算どおり達成できるだろう。パソコン業界全体に限って言えば、復調の兆しが見えてきたのではないか」と発言。ほぼ順調であることを明らかにした。
□セイコーエプソンのホームページ
(1月28日現在、この製品の情報は掲載されていない)
http://www.epson.co.jp/epson/index1.htm
('99年1月28日)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]