アップルコンピュータ株式会社は14日記者発表会を開催。同社の会計年度では'99年第1四半期にあたる'98年10～12月期に、iMacを含む国内出荷台数が前年同期比26％増の12万3千台だったと発表。このうちiMacの占める割合について原田社長は、「専門誌などの調査で発売以来19週連続で店頭売上トップになっている」と述べるにとどまり、質議応答の際にも具体的な数字は明らかにしなかった。

　合わせて米Apple本社の四半期決算も発表。'98年10～12月期には1億5,200万ドルの利益を計上した。Apple全体の同期出荷台数は94万4千台（うちiMacが51万9千台）と、前年同期比49％増となった。一方、生産・販売システムの見直しにより、期末在庫は2,500万ドルと減少、これは2日分の在庫にあたるという。

　また、いよいよ発表かと噂された日本国内におけるWeb直販開始については、今年前半には開始する見込みであると発表した。

　製品については「Mac OS X Server」が標準価格128,000円で4～6月に国内販売を開始すると発表したほか、日本の報道陣に改めて新しいiMacとPower Macintosh G3をお披露目した。なお、Power Macintosh G3はこの週末の15日に発売される。iMacは契約販売店のみで販売されるが、Power Macintosh G3はiMac発売以前からの通常のルートで販売され、通信販売ショップでも扱われる。

□Appleの第1四半期決算ニュースリリース（英文）
http://www.apple.com/pr/library/1999/jan/13earnings.html
□関連記事
【1月6日】「アップル、新iMacを国内でも発表」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990106/APPLE01.HTM
【1月6日】「アップル、新G3シリーズを国内発表」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990106/apple02.htm

('99年1月14日)

[Reported by hiroe@impress.co.jp]