連絡先：
お客様相談室
Tel.03-5334-4828

　カシオ計算機株式会社は、Windows CE version 2.11日本語版を搭載したPalm-size PC「CASSIOPEIA E-55」を63,000円で12月15日から発売する。

　E-55は、ハードウェアを一新、英語版「CASSIOPEIA E-10」に比べ約3mm薄くなっている。ボディカラーにはシャンパンゴールドが採用され、サイズは128×83×15.5mm（縦×横×厚み）、重さ約185g（電池含む）となっている。CPUにはNECのVR4111 69MHz、ROM 32MBとRAM 16MBを搭載し、バックライト付きの240×320ドット4階調モノクロFSTN液晶を備える。本体を載せるだけでWindowsパソコンとデータをシンクロできるクレードルと、ACアダプタ、ソフトケースが付属する。

　本体側面にクリック機能を持つダイヤル式のコントロールキーを備え、画面のスクロールや、カーソル移動、メニューの選択などに利用できる。また、4つのプログラムボタンを備え、任意のプログラムをワンタッチで呼び出せるほか、ゲームなどにも利用できる十字カーソルキーを装備した。インターフェイスは、コンパクトフラッシュType2スロット、マイク、IrDA 1.0と、携帯電話やPHSを接続可能なコネクタを備え、オプションのケーブル（4,500円）で携帯電話やPHSと接続できる。なお、V.90/K56flexに対応したコンパクトフラッシュモデムカード（23,000円）も用意される。

　ソフトウェアは、プログラムランチャ、Microsoft Pocket Outlook、アクティブチャンネル用オフラインブラウザ、手書きメモ、ボイスレコーダーのほか、英和・和英・国語・漢和辞典などがプリインストールされる。また、JRトラベルナビゲータとWebブラウザが付属する。

　バッテリは単4電池2本で、単体で約25時間の連続使用ができ、携帯電話やPHSを接続した場合は約10時間の連続使用ができるとしている。本体に直接ACアダプタを接続することも可能。また、価格は未定だが'99年春頃にはオプションとして、充電池と充電用クレードルを発売する。

オプションの携帯電話 ケーブル（左）と モデムカード（右）	クレードルに載せた状態 クレードル中央は イジェクトボタン	Palm IIIより わずかに大きい	本体側面 操作部は左側に集中する

□カシオのホームページ
http://www.casio.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.casio.co.jp/productnews/e_55.html
□製品情報
http://www.casio.co.jp/ppc/product/

('98年12月3日)

[Reported by taira@impress.co.jp]