シャープ株式会社は、デジタル携帯電話インターフェイスを内蔵したインターネット端末「コミュニケーションパル」を12月4日に発売する。価格は38,800円。

　14mmピッチのキーボードと、320×240ドットでモノクロ16階調の液晶ディスプレイを備え、デジタル携帯電話と接続して電子メールの送受信や、ホームページの閲覧ができる。液晶はタッチパネルになっており、付属のペンによる操作も可能。アドレス帳やスケジュール機能も備える。

　デジタル携帯電話インターフェイスは、NTTドコモ、J-PHONE、ツーカー、IDOなど、各社の端末に対応する。ケーブルは本体底面に収納されており、引き出して利用する。バッテリは単3アルカリ電池2本で、連続表示80時間、連続通信16時間の使用が可能。重量は約310gで、本体サイズ（幅×奥行き×高さ）は160×90×26mm。

　電子メールは、本文全角500文字で最大1,200件を記録できる。受信したメールは、宛て先や件名などの条件によって、フォルダ毎に自動振り分けすることも可能。また、ペンで入力した手書きメモをGIF形式の画像として添付する機能も備える。

　WWWブラウザはHTML3.2対応で、縮小表示機能を備え、640×480ドット相当の表示ができる。また、指定したURLを自動巡回する「オートサーフィン」機能や、ホームページをメモリに記録し、オフラインで閲覧できる「インターネットライブラリ」機能なども備える。

　初心者向けの機能として「インターネット接続設定アシスタント」も用意され、NIFTY SERVE、BIGLOBE、OCN、ODN、So-net、IIJ4Uなど、16の対応プロバイダであれば、インターネット接続のための各種設定を簡単に行なえる。また、NTTドコモとマスターネットの10円メールにも対応している。

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/sc/gaiyou/news/981125-1.html

('98年11月25日)

[Reported by shiina@impress.co.jp]