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　富士通株式会社は、ノートPC「FMV-BIBLO」シリーズを一新、5機種12モデルを発表した。機種名にVIII（ローマ数字の8）がつくことにより区別できる。マグネシウム合金を多用するなど筐体の印象は大きく変わった。全機種64MB SDRAMメモリ、V90/K56flex対応内蔵モデムを標準装備する。なお、タッチパネルとクィックポイントIIIを備えるA5サイズのMCを除き、ポインティングデバイスはフラットポイント（パッドタイプ）。

　なお、B5薄型のいわゆる“銀パソ”には参入しないのかという質問に対しては、「以前B5も作っていたが、A4スリムとの棲み分けが難しく、今はモデルから落としている。モバイルという環境を考えればA5サイズの方が利点が大きい」との回答があった。

●A4スリムノート「FMV-BIBLO NSVIII23X」

・標準価格 403,000円～
・発売日　 11月14日

　厚さ1インチ（25.4mm）のA4スリムノート。新設計の筐体はライトチタンとダークスレートブルーのツートンカラー。Pentium II 233MHz、13.3インチ1,024×768ドットTFT液晶、4.3GB HDDを搭載し、重量は1.98kg。

　20倍速CD-ROMドライブを搭載したコンパクトベースは標準装備。本体の下に装着するDEC HiNote Ultraなどに似たタイプで、410gと軽く、ホットドッキングも可能。コンパクトベースにはオプションでDVD-ROM、SuperDisk、増設バッテリなども内蔵できる。バッテリ駆動時間は約3時間、増設バッテリ併用時で約6時間。

　デスクトップのDESKPOWERシリーズ同様に、プリインストールソフトにより一太郎モデルとWordモデルが用意される。

●A5コンパクト「FMV-BIBLO MCVIII23」

・標準価格 298,000円～
・発売日　 11月14日

　重量1.2kgのマグネシウム合金製A5ファイルサイズノート、NCシリーズの後継機に当たる。新設計の筐体はNS同様、ライトチタンとダークスレートブルーのツートンカラー。　8.4インチTFT800×600ドット液晶はタッチパネル付きとなりペンも付属する。ポインティングデバイスは従来通りクィックポイントIIIも装備される。MMX Pentium 233MHz、3.2GB HDDを装備し、バッテリ稼働時間は約4時間。

　2台目以降のモバイル用途が中心のため、一太郎/Wordなどはプリインストールされない。

●A4オールインワン「FMV-BIBLO NEVIII23/23X」

・標準価格　NEVIII23　 373,000円～
　　　　　　NEVIII23X　393,000円～
・発売日　 10月30日

　24倍速CD-ROMとFDDを内蔵したオールインワンタイプのA4ノート。Pentium II 233MHz搭載の「NEVIII 23X」2機種は、13.3インチ1,024×768ドットTFT液晶を搭載、HDD容量は6.4GBと4.3GBの2種類。バッテリ駆動時間は約2時間。

　MMX Pentium 233MHz搭載の「NEVIII 23」は、12.1インチ800×600ドット、3.2GB HDDと入門機種といえる仕様で、標準ではバッテリも付属せずACアダプタ専用となる。

　それぞれの機種に一太郎モデルとWordモデルが用意される。

●2ベイ装備A4オールインワン「FMV-BIBLO NUIII23」

・標準価格 353,000円～
・発売日　 11月6日

　拡張ベイを2つ備えるのが特徴。標準状態では24倍速CD-ROMドライブとFDDをベイに装備するが、オプションでDVD-ROMドライブ、増設HDD、SuperDisk、増設バッテリなどと交換可能。Pentium II 233MHz、13.3インチ1,024×768ドットTFT液晶を搭載。バッテリ駆動時間は約2時間、増設バッテリ併用時で約4時間。

　一太郎モデル/Wordモデルに加え、BIBLOシリーズでは唯一OASYSモデルが用意される。

□富士通のホームページ
http://www.fujitsu.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/news/1998/Oct/28-4.html

('98年10月28日)

[Reported by date@impress.co.jp]