個人ユーザーの低価格指向強まる、ガードナーグループの調査結果

'98年8月28日 発表

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日本のパソコン市場における個人向けデスクトップの価格帯別出荷台数推移
【個人向けデスクトップ価格帯別出荷台数】
 
日本のパソコン市場におけるビジネスデスクトップのCPU別出荷台数推移
【ビジネスデスクトップのCPU別出荷台数】
 日本ガートナーグループのデータクエスト部門は、日本のパソコン市場の'98年第2四半期の調査結果を発表した。

 個人向けデスクトップでは低価格化が進み、20万円未満のシェアが39.5%をしめるようになった。また、このセグメントではAMD-K6搭載機のシェアが38.8%を占め、「K6が個人向けデスクトップの価格を引き下げるのに貢献した」と分析している。

 ビジネス向けデスクトップでは、Pentium IIへの移行が順調に進み、価格は横這いないし微増となった。このセグメントのPentium IIのシェアは49.1%で、MMX Pentiumを上回った。また、省スペースデスクトップや液晶ディスプレイなど、高付加価値品が順調に伸びており、「日本のデスクトップ市場で、低価格品と高付加価値品との2極分化が進んでいる」と結論づけている。

 なお、デスクトップ市場は、'98年上半期の出荷台数が、167万台(前年比11.9%減)と不振だった。同社は、'98年通年の出荷台数を、前年比7.4%増と予想していたが、現時点では「横這いないし微増」に変更した。


 

□日本ガートナー・グループのホームページ
(8月28日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.gartner.co.jp/

('98年8月28日)

[Reported by shiina@impress.co.jp]


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