標準価格:(1,000個ロット時のOEM価格)
Pentium II 450MHz 97,450円
Celeron 333MHz 27,970円
〃 300A MHz 21,710円
インテル株式会社は、25日、デスクトップPC用のCPU3機種を発売した。今回の製品は年内にリリースされるデスクトップPC用のCPUとしては最後のものになる予定だ。
発表されたのは、「Pentium II 450MHz」と、Celeronの「333MHz」、「300A MHz」の3機種。1,000個ロット時の単価は、Pentium II 450MHzが97,450円、Celeron 333MHzが27,970円、300A MHzが21,710円。なお、今回はCPUのみの発表で、チップセットは従来通り、Pentium IIは440BX、Celeronは440EXで対応する。
Pentium II 450MHzは、Pentium IIシリーズでは最高速のCPUで、従来の400MHz版に対し最大10%処理速度が向上したという。ベースクロックは100MHzでCPU内部は4.5倍で動作する。クロック以外のスペックは400MHz版に準じており、1次キャッシュは32KB、2次キャッシュは512KB。2次キャッシュはCPUコアの半分のクロックで動作する。
Celeronは、Mendocino(メンドシノ)のコード名で呼ばれていた第2世代の製品で、2次キャッシュを内蔵するのが最大の相違点。2次キャッシュの容量は128KBと小さいが、Pentium II Xeonと同様に、CPUコアと同じクロックで動作する。なお、キャッシュなしの従来のCeleron 300MHz版と区別するため、今回の300MHz版は“300A MHz版”と表記される。また、1次キャッシュは32KBのまま。
ベースクロックは66MHz、333MHz版は内部5倍、300A MHz版は4.5倍で動作する。Celeron 300MHzに対し300A MHzは最大25%、333MHzは38%性能が向上したとしている。
5月に発表されたロードマップではCeleron 333MHz版は'99年第1四半期とされており、予定より半年余り早められている。
□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press98/980825a.htm
□Pentium IIの技術情報
http://www.intel.co.jp/jp/PentiumII/home.htm
□Celeronの技術情報
http://www.intel.co.jp/jp/Celeron/index.htm
('98年8月25日)
[Reported by date@impress.co.jp]