日立、256Mbitフラッシュメモリ開発、192MBのCFカード実現

'98年11月から順次サンプル出荷

連絡先: 日立製作所 半導体事業本部 システムメモリ事業部 製品企画室
Tel.03-5201-5021
三菱電機 半導体営業推進部
Tel.03-5573-3385



 株式会社日立製作所は、三菱電機株式会社と共同で、多値技術を用いた256Mbitのフラッシュメモリチップを開発、11月にサンプル出荷を開始する。また、このチップを用いた大容量のコンパクトフラッシュ(CF)カードとType 2サイズのPCカードのサンプル出荷を12月に開始する。製品が店頭に並ぶのは'99年の第1四半期と思われる。

 今回発表されたCFカードは最大192MB、PCカードは最大640MBという、現時点では最大の容量となっている。製品の価格はオープンプライスだが、チップ単体のサンプル価格が12,400円であることから、192MBのCFカードが15万円程度、640MBのPCカードが50万円程度と推定される。

 なお、今回のチップでは書き換え速度も向上しており、チップ単体で2MB/秒、インタリーブ動作を行なうカード製品では3MB/秒の書き込みが可能という。

 多値技術はフラッシュメモリのセルの値を4段階に分けて認識し、1つのセルで記憶できる容量を1ビットから2ビットにする技術で、Intel、SANDISKなどからも発表されている。

□日立のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/index-j.html
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/9808/0824.html □三菱電機のホームページ
http://www.melco.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.melco.co.jp/news/1998/0824-b.htm

('98年8月24日)

[Reported by date@impress.co.jp]


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