【イベント】

MACWORLD Expo/New York会場レポート 第3弾


展示会場でみかけたあんなもの、こんなもの
USB機器とG3アクセラレータ、ショウでは定番のマウスグッズまで


会場写真
開催地:米国 New York
会場:Jacob K. Javits Convention Center
会期:7月7日~10日(現地時間)


MACWORLD Expoの展示会場レポート第三弾は、場内でみかけたハードウェアの新製品を中心にレポートする。

まだまだあるUSB対応の周辺機器

 昨日に続いてUSB機器の情報から。9日(現地時間)の午後には『Venders Preview iMac Peripherals at MACWORLD』として、プレス向けのブリーフィングが実施された。冒頭でAppleの担当者によるQ&Aが行なわれたあとは、初日の基調講演でJobs氏が名を挙げた周辺機器メーカー各社の担当者に自由に質問することができた。
 このブリーフィングルームに持ち込まれた機器のなかには、会場には展示されていないものやOEM向けのものも含まれている。しかし、残念ながらUSB対応FDドライブを出荷するとされるNewerTechnologyは、担当者こそ出席したものの実際の製品を目にすることはできなかった。


macallyのUSB対応キーボード。これでiMacに標準で付属するキーボード以外の選択肢ができたわけだ。しかしスケルトンではないのでデザインの統一を考えると選びにくいところ macallyは、他にもHUB、マウス、トラックボール、CCDカメラ、そして10キーパッドもUSB対応の製品を用意している。同社の製品は展示会場でも目にすることができる Cleative Solutionsが販売する、USBホストアダプタカード「Nolcus-PCI」。PCIバススロットをもつ既存のPowerMacに装着することで、USB機器が使えるようになる。価格は79ドル


発売された当初は、そのスタイルから鬼太郎の目玉親父とも呼ばれたConnectixのQuickCAM。AT互換機向けにも発売されているUSB対応版「ColorQuickCAM VC」は色が黒い 昨日も紹介したPalmIIIをiMacに接続する際に使用するシリアル-USB変換アダプタ「uConnect」。PalmIIIだけでなく、既存のシリアル機器をUSBに変換して接続することができる。シリアル側のコネクタはD-sub9とMini Din8 KEYSPANのUSBホストアダプタ「KEYSPAN USB CARD」。8月中に100ドル以下で出荷するとスペックシートには記されている


すでに正式なリリースも出ているUMAXのUSB対応スキャナ「Astra 1220U」。スペックは、SCSI対応モデル、パラレル対応モデルと同一 ADS TechnologiesのUSB関連機器。OEM供給も行なうという。カンのいい人は気が付いているだろうが、PCIバス用のUSBホストアダプタは先に紹介した2製品と同一の物。ノートPC対応のPCカード型USBホストアダプタがなかなか興味深い



G3搭載機用のG3アクセラレータも登場

 G3のCPUアクセラレータカードも各社から新製品が発表されている。まだ300MHzを超えるG3プロセッサが出荷されていないので、各社ともにスペック上は横並びとなるはずだが、バックサイドキャッシュのクロック比を変えたり、コントロールパネルでクロックアップできるものもある。1月のサンフランシスコでPowerBook 2400c用のG3アクセラレータの開発を発表し、製品出荷を間近に控えるはずのNewerTechnologyは、土壇場で展示会場への出展をキャンセル。ミーティングルームで関係者向けの案内をするにとどまった。


POWERLOGIXの「PowerForce G3」。233MHzから300MHzまでラインアップされているが、最高スペックの製品は1MBのバックサイドキャッシュを1:1のクロック比で動作させる。このクロック比を1.5:1にすることで、300MHzを超えるスピードを実現するソフトウェアが添付されている 日本でもお馴染みのインタウェアの米国法人Vimage Corporationが発売するPowerMacintosh 4400用のG3アクセラレータ。二次キャッシュ用のスロットに装着する製品だ。展示はG3 240MHzの製品「Vpower PM G3/240」だが、スペックシートには、300MHzの「Vpower PM G3/300」も記されている


いわゆる第一世代のPower Macintoshである、6100/7100/8100用のG3アクセラレータを発売するSonnet。「Crescend G3」は1MBのバックサイドキャッシュをもつ266MHzの製品で799.95ドル。AVカードと同時に装着するためのアダプターも99.95ドルで用意されている。アクロバティックな装着方法は、同様の製品を発売するNewerTechnologyのものと同じ mactellは、G3を搭載したPower Macintoshをさらに高速なG3にアップグレードする「PowerJOLT」も発売している。最高スペックの製品は300MHzで1MBのバックサイドキャッシュ。クロック比が1:1のもの。これがExpo価格で1,595ドル



アナログモデムは姿すら見せず

 通信関連機器の出展は、これまでとはずいぶん様変わりした。既にレポートしたように、iMacの内蔵モデムは33.6kbpsから56kbpsに変更されたので、iMacに限っていえばアナログモデムの追加購入の必要性はほとんどないと言っていい。そんなわけでアナログモデムの出展はゼロ。USB対応モデムの姿もみかけない。
 米国の通信インフラ事情は日本と大きく異なり、いまだアナログ主流で以降はxDSLという流れは、本誌連載の『非同期通信レポート』などで伝えられている通りだが、MACWORLD Expoに限っていえばアナログモデムすら姿を消してしまったということになる。もちろん、必要がないわけではなく、ここに製品を展示してもそれほどメリットがないということなのだが。


128K対応のISDNカードはHermsted GmbHの出展。大切そうにガラスケースの中に展示してあるが、あまり興味を持つ来場者はいない こちらはMacsenceのIPルータ。Macintosh用なのでモデムやTAを接続するシリアルポートはMini Din9ピンが使われている。300ドルで販売するそうだ Macintosh用のグラフィックアクセラレータでひとり気を吐くiXmicroの『iX3D ROAD ROCKET』。PowerBook GSに装着してLCDモニタと外部接続のモニタをアクセラレーションする


Kaidan Inc.のQuickTimeVR作成用の雲台。QuickTime3がWindows 98環境で普及し始めると、WebパブリケーションでのQuickTimeVRの必要性はさらに高まるはず USB対応のハードウェアプロテクトキー。いわゆるドングルだ。シカゴのCOMDEX/Springでも出展していたAladdin Knowledge Systemsに加え、Rainbow Technologiesでも同様の製品を展示


KEYSPANの「KEYSPAN IR CARD」。テレビやCD、DVDプレーヤーなど赤外線リモコンに対応した家電やオーディオ製品をMacintoshでコントロールしてしまおうというもの。PCIバスのカードからは、最大で7本のコントロール用のケーブルを引き出すことができる。で、機器への装着方法はといえば結構な力ワザ。赤外線の受光部に引き出したケーブルの発光部をセロハンテープでピタリ、というわけだ。実は、日本でもソニー製のデジタルCSチューナーが、ビデオの予約録画に同じ方法を使ってるんだけど、ソニーの方が明らかにスマートな取り付け方です。KEYSPANは見習うべし


デジタルカメラ関連の出展では一番目立っていたOLYMPASブースのFlashPathオブジェ。もちろん、Macintosh用の製品が展示してある Contour Designの「Contour Mouse」。親指を固定するサポート部分もあるユニークな形状。なにより、手の大きさにあわせて3種類のサイズが用意されているというのもいい。ミディアムサイズだけだが、左利き用もある マウスを使っていると、たなごごろに痕やタコができるひとにオススメ。マウスにはマジックテープで取り付けるだけの簡単さだが、実にスムーズに動く


□MACWORLD Expo/New Yorkホームページ
http://www.macworldexpo.com/mwny98/index.html

('98/7/10)

[Reported by 矢作 晃(akira-y@st.rim.or.jp)]


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