【ソフト】

光栄、Internet対戦の「信長の野望」を10月に発売

画面写真1 '98年 10月発売予定

価格:7,800円(予価)
連絡先:光栄
     Tel.045-561-6861


 株式会社 光栄は、ネットワーク対戦をサポートした戦略シミュレーションゲーム「信長の野望 Internet」を、10月発売に向けて開発中であると発表した。価格は7,800円を予定している。

 プレーヤーは戦国時代の武将となり、本城と支城で囲まれた領地に点在する配下の武将を使い、領土を拡大し、全国制覇するのが目的。これまでは、CPU対戦のみのゲームだったが、今回はインターネットで光栄のサーバーに接続して対戦プレーヤーを探し、決定次第ゲーム開始となる。参加可能人数は、1人から8人まで(1人の場合CPU対戦となる)。ただし、プレーヤーが決定した段階でサーバーとは切り離され、ゲーム中は、プレーヤー同士がpeer to peerで通信を行なう。なお製品のシリアル番号を入力することでサーバーにログインし、同時に各プレーヤーの“戦功ポイント”が記録され、ランキングも発表される。

 ゲームシステムはコマンド入力型のシミュレーションゲームだが、ネットワークゲームのためプレイ時間の短縮を図るなどの工夫が試みられている。コマンド入力は、ゲームに参加しているプレーヤーが同じ制限時間内に入力する「同時ターン制」を採用。制限時間内に入力が行なわれない場合は何もしなかったことになり、入力途中のものはすべてキャンセルとなる。コマンドは“戦略”“内政”“外交”“人事”“イベント”などのフェイズに別れており、1ターン内で各フェイズ1回しか命令を下すことはできない。光栄では「1回のプレイ時間が1時間以内に終了するようなゲームバランスが目標」としている。

 ネットワークゲームらしい特徴としては、“チャットシステム”と“書状システム”が導入されている。チャットシステムはプレーヤー全員に発信されるもので、通常のものと変わりはない。
 これに対して“書状システム”は単一プレーヤーにだけ発信される。この書状システムを使って、特定のプレーヤーと同盟を結び敵国に同時に攻め込むなどの作戦をたてることができる。ただし、書状が敵国を通過する際に、敵国のプレーヤーが奪うことができ、さらに送り主の名前を書き換えた偽書状を送り返すなど陰謀、策謀も可能となっている。

 インターネット経由以外には、LAN対戦もサポートしている。なお、LAN対戦ではセーブすることが可能だが、インターネット対戦の場合はセーブが不可能となっている。

Screen Shots

画面写真1 画面写真2 画面写真3 画面写真4

□光栄のホームページ
(6月29日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.koei.co.jp/

('98/6/29)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]


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