【イベント】

「NetWorld+Interop 98 Tokyo」会場レポート Vol.2

~その他編:携帯端末、USBシリアルポート ほか~

会場前 会期:6月3日~5日
時間:午前10時~午後6時(最終日は午後4時30分まで)

会場:日本コンベンションセンター(幕張メッセ)

出展社数:305社(海外31社/国内274社)

事前登録者数:60,256人




■富士通ブース:INTERTopに新ブラウザ登場

機能説明 表示画面
 モバイル端末「INTERTop」の新モデルが参考出品されていた。ハードウェアの変更点はメモリが24MBに強化されたのみだが、搭載されているWebブラウザが新しくなっている。新しいブラウザは、NCIがINTERTop専用に開発した「eNavigator」で、HTML3.2に準拠し、アニメーションGIFや、JavaScript1.1にも対応している。また、実行速度も従来搭載していたものより速くなっている。6月下旬に発売が予定されており、価格は従来モデル(128,000円)より多少高くなるという。従来モデル用に「eNavigator」と、メモリをセットにしたアップグレードパッケージの発売も予定されている。



■3Comブース:Palm III+J-OSを展示

Palm III 日本語表示
 スリーコムジャパンのブースでは、Palm IIIが出品されていた。Palm III自体は既に秋葉原などで販売されているが、J-OSをインストールした日本語環境の状態で展示されていたのが目を引いた。説明員にJ-OSをインストールした製品を、スリーコムジャパンで発売するのかを確認すると「これは参考のために出品したものでJ-OSをインストールした製品の発売予定はない。ただし、独自に日本語化した製品の発売を近く予定している」とのことだった。



■USB用シリアルポートが展示

Edgeport/4とUSB4ポートHUB USBSerial202とUSBHub204
【BPSジャパン】 【アクトンテクノロジィ】

 USB関連製品も数はそれほど多くはないが、いくつか出品されていた。BPSジャパンでは、PCのUSB端子に接続して、4ポートのシリアルポートとして使用できる「Edgeport/4」を展示。シリアルの転送速度も230kbpsで、価格も12,000円程度とのことなので、高速シリアルボード代わりにも利用できるだろう。そのほかには、PCI用のUSBインターフェイスボード「W-670」(1万円程度)、USB4ポートHUB(15,000円程度)も展示されている。

 また、アクトンテクノロジィのブースでは、USBシリアルコンバータ「USBSerial202」、USB4ポートHUB「USBHub204」を展示。いずれも、価格は未定で出荷時期は6月下旬が予定されている。


■アクシス:Jazベースのファイルサーバー

東芝ブース  アクシスのブースでは、IomegaのリムーバブルHDDドライブJazを使用したファイルサーバー「StorPoint HD for Jaz」が参考出品されている。この製品は10Base-Tのインターフェイスを持つファイルサーバー部の下に、Jazドライブを接続していくことで、Jazドライブをファイルサーバーのドライブとして利用できる。展示されていたのは、Jazを4台積んだ製品だったが、将来的には通常のHDDも接続できるようにしたいという。発売は夏頃を、価格は10万~15万円程度が予定されている。



□「NetWorld+Interop 98 Tokyo」のホームページ
http://www.sbforums.co.jp/interop.htm

('98/6/4)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]


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