【業界動向】 |
価格:未定
発売日:11月20日
「Dreamcast」は、Windows CE 2.0をベースにDirectX 5.0をカスタマイズした機能を搭載しており、米Microsoft社と協力して開発された。CPUは日立製作所の「SH4」、グラフィックスエンジンには日本電気のPowerVR2を採用。発表会では「PowerVR2」とだけ発表されたが、PowerVRのサイトによれば第2世代アーキテクチャを使用したものとなっており、300万ポリゴン/秒以上の性能を実現しているという。
サウンドエンジンにはヤマハのスーパー・インテリジェント・サウンド・プロセッサを使うなど、マシンの基本性能はサターンからかなりステップアップした内容となっている。
このほかの「Dreamcast」の特徴としては、本体内にモデムを内蔵している点と、ゲームデータのセーブを専用PDA「ビジュアルメモリ」によって行なうことなどが挙げられる。
「ビジュアルメモリ」は「Dreamcast」のコントローラに差し、ゲームのメモリをセーブすることができるほか、単体でゲームとして遊ぶことも可能。さらに、「ビジュアルメモリ」同士をつなげてデータ交換することもできる。
入交昭一郎セガ社長は「Dreamcast」では、Windows CEをベースにすることによりWindowsプラットフォームとの互換性が強まったことを強調。オープンな開発環境を提供することで、ゲームをこれまで以上の効率で開発することが可能と発言。会場では、MicrosoftのBill Gates会長のビデオレターも公開され、Microsoftとの協力体制も強めていくことを明らかにした。
価格は未定としているが、入交氏がプレゼンテーションで「これだけの機能を持ったゲームを2万~3万円のハードで遊べる時代となった」と発言したことから、価格もこの範疇に収まると考えられる。
【Dreamcast基本仕様】
□セガ・エンタープライゼスのホームページ
http://www.sega.co.jp/
□「Dreamcast」のホームページ
http://www.sega.co.jp/dreamcast/
□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/default.asp
□ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/info/releases/0521sega.htm
□PowerVRのホームページ
http://www.powervr.com/
□ニュースリリース
http://www.powervr.com/releases/sega.html
('98/5/21)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]