【業界動向】

出荷金額は6%減

パソコン国内出荷台数、'97年度は5年ぶり減少

'98/5/13 発表


 日本電子工業振興協会が13日発表した'97年度の国内パソコン出荷台数は前年度比5%減の685万1千台で、5年ぶりに前年度実績を下回った。パソコン出荷は'93年度以降4年連続で過去最高を更新していた。出荷金額は6%減の1兆6,543億円。

 同協会では、「昨年4月の消費税引き上げ以降続いた個人消費の低迷と年度後半の金融システム不安が影響した」としている。'98年度については「前半は前年度並みだが、後半は経済対策の効果も出て二桁増」とし、5%増の720万台を予測している。

 出荷台数の内訳ではデスクトップ型が17%減と大きく落ち込んだのに比べ、ノート型は18%増の301万7千台と好調で、パソコン市場に占める比率も44%と過去最高となった。「'98年度下期にはノート型のシェアは50%以上になる」と予想している。

 同時に発表した'97年度の輸出台数は前年度比10%減の132万3千台、金額ベースでは19%減の2,731億円だった。

□日本電子工業振興協会のホームページ
http://www.jeida.or.jp/
□ニュースリリース
http://www.jeida.or.jp/toukei/pasocon/h9/nenkan/nenkan.html

('98/5/13)

[Reported by date@impress.co.jp]


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