【本体】

USBをサポートするなどネットワーク機能が充実
筐体色には白と透明グリーンを採用

米Apple、斬新なデザインの一体型Mac


 米Apple社は6日(現地時間)、コンシューマー向けの一体型新機種「iMac」を発表。白と透明グリーンを組み合わせた筐体色や、斬新なデザインがまず目を引く。豊富な通信機能を備え、「インターネット時代のパーソナルコンピュータ」をコンセプトとしたマシン。米国での市場価格は1,299ドル。8月にはワールドワイド市場で出荷を開始する。

 CPUはPowerPC G3 233MHzを搭載、4GB HDD(IDE)、24倍速CD-ROMを内蔵。メインメモリは標準32MB(最大128MB)のSDRAM、ビデオメモリは標準2MB(最大4MB)のSGRAMを搭載。2次キャッシュはバックサイドキャッシュを512KB搭載している。

 「インターネット時代の」とAppleが謳っている通り、仕様で特徴的なのが通信機能で、標準で10/100Base-TX、33.6kbpsモデム、4MbpsのIrDAをサポート。また、Macintoshでは初めてUSBがサポートされ、本体に合わせたデザインのUSBキーボードとUSBマウスが付属する。15インチディスプレイを内蔵しており、最大解像度は1,024 ×768ドット。

 Apple暫定CEOのスティーブ・ジョブズ氏は発表資料の中で、「コンシューマーが最も関心のあること、つまりインターネットの楽しさとMacのシンプルさを実現すべくiMacをデザインした」、「iMacは999ドルの一年前のコンピュータではなく、1,299ドルの一年先のコンピュータだ」とコメント。際立ったコンセプトと低価格をアピールしている。

□米Appleのホームページ
http://www.apple.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.apple.com/pr/library/1998/may/6imac.html
□製品情報(英文)
http://www.apple.com/imac/

('98/5/7)

[Reported by hiroe@impress.co.jp]


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