鈴木直美の「PC Watch先週のキーワード」
第28回:4月20日~4月24日


■■キーワードが含まれる記事名
●キーワード


4月21日

■■一ヶ谷兼乃の「PCパーツ天国」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980421/parts3.htm

ヒートシンク (Heat Sink)
 放熱効果を高めるために使用する放熱器(放熱板)。
 CPUなどの発熱量の多いチップに取り付けられている、アルミなどで作られた金属板。表面積を大きくとって空気中に効率よく熱を逃がすために、表面に多数のひだ(フィン)を持たせたものがよく使われる。CPUに取り付けるタイプは、CPUクーラーとも呼ばれ、ヒートシンクとファンを併用したものが多い。


4月22日

■■NEC、DVのノンリニア編集が可能な家電パソコン「CEREB NX」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980422/nec.htm

DV (Digital Video)
ディーブイ
 HDデジタルVCR協議会が'94年に策定した民生向けのデジタルビデオ規格。
 各社から発売されているデジタルビデオカメラ(一部据え置型もあり)が採用している統一規格で、映像は現行のテレビにあわせたSD(Standard Definition)仕様。音声は、48kHz/16bitの2チャンネルもしくは、32kHz/12bitの4チャンネル。録画時間は、標準テープで270分、ビデオカメラに使われているマッチ箱大のミニカセット(Mini DV)で60分(LPモードで90分)となっている。

 大半の機種が、DV端子と呼ばれるIEEE1394(本連載第7回「IEEE-1394」参照)互換のインターフェイスを備えており、据え置型のデッキやPCと接続して、画質が劣化しないデジタル-to-デジタルのコピーを行なうことができる。


■■シャープ、分割型の液晶デスクトップ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980422/sharp.htm

ASK (Amplitude Shift Keying)
エーエスケー
1)振幅偏移変調。
 ある信号を別の信号に乗せることを変調という(元の信号を取り出すのは復調と呼ぶ)。振幅偏移変調は、アナログ信号の振幅の違いを使ってデジタル信号を変調する方式で、アナログ信号のAMラジオなどのAM(Amplitude Modulation~振幅変調)デジタル信号版に相当する。

【色々な変調方式】
名称変調に使う要素
ASK(Amplitude Shift Keying)振幅偏移変調振幅の違い
FSK(Frequency Shift Keying)周波数偏移変調周波数の違い
PSK(Phase Shift Keying)位相偏移変調位相差
QAM(Quadrature Amplitude Modulation)直交振幅変調位相差と振幅

2)シャープが開発した、赤外線データ通信方式。SHARP ASKとも。
 元々は、同社がワープロのオプション用に用意した、テンキーのためのインターフェイスとして開発したものだが、現在は、ザウルスをはじめとする携帯端末で広く使われている。通信方式は半二重の調歩同期式で、伝送速度は9.6~57.6kbps。

・半二重…1つの伝送回路を使って、双方向の送受信を行なう方式。
・調歩同期式…バイト単位で同期を行なう通信方式。非同期とも。


■■後藤弘茂のWeekly海外ニュース
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980422/kaigai01.htm
セットトップボックス (STB:Set-top Box)
 テレビに接続してさまざまな機能を提供する装置。
 広い意味では、ケーブルテレビや衛星放送、デジタル放送等の受信機もセットトップボックスに含まれるが、現在注目されているのは、インターネット接続やビデオオンデマンドなどのマルチメディアサービスを利用するための端末を指す。


4月23日

■■COMDEX/Spring '98会場レポート その2
http://www0.watch.impress.co.jp/docs/article/980423/comdex5.htm

CF Type II (CF:CompactFlash)
シーエフタイプツーまたはコンパクトフラッシュタイプツー
 I/O機能をサポートした、CompactFlash規格。
 CompactFlash(本連載第5回「CFカード」参照)は、'94年にフラッシュATAメモリカード(第4回「フラッシュATAメモリカード」参照)互換のコンパクトな記憶メディアとして登場。デジタルカメラや携帯端末の記憶メディアとして広く普及している。このCFカードの厚さを、3.3mmから5mmに拡大し、新たにI/O機能を追加してモデム等にも応用できる様にしたのが「CF Type II」で、従来のフラッシュメモリカードだけをサポートする3.3mm厚のCF規格は「CF Type I」と呼ばれる。厚さと追加機能以外には、電気的な仕様に特に変更はなく、Type IIのカードスロットは、Type I、Type IIどちらのカードでも使用できる。

□CompactFlash Association
http://www.compactflash.org/

[Text by 鈴木直美]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp