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セイコーエプソン株式会社は29日付で、株式会社パイロットに対し、インク用カートリッジの特許権を侵害するものとして、パイロット製のインク用カートリッジの販売差し止めを求める訴訟を東京裁判所に提起した。
エプソンでは、社外の専門家に依頼して十分な調査を行なった結果、パイロットが販売している製品がエプソン製インクジェットプリンタ(MJ/PMシリーズ)のインクカートリッジの構造に関する特許を明らかに侵害していることを確認。また、再三にわたる警告にも対応されないため訴訟を行なうことにしたとしている。なお、現在、MJ/PMシリーズ用のインクカートリッジは、数社から発売されているが、それらについても特許権を侵害していないか調査を進めているとしている。
パイロットでは、「まだ、訴状が届いていない段階なので正式なコメントはできないが、現在、調査中で近い内に正式な発表を行ないたい。」(法務部)としている。
□セイコーエプソン株式会社のホームページ
(2月2日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.epson.co.jp/
□株式会社パイロットのホームページ
http://www.pilot.co.jp/
(2月2日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
('98/2/2)
[Reported by furukawa@impress.co.jp]