【周辺】

コンパクトフラッシュ採用の35万画素

　松下電器産業株式会社は、35万画素のデジタルスチルカメラ「カードショット NV-DCF3」を2月1日から発売する。価格は59,800円。パソコン接続キットはWindows/Macintosh両用で12,800円。

　NV-DCF3は、レンズをカメラの中央に配置し、レンズバリアをスライドすることで電源が入るなど、一般のカメラのユーザーが違和感なく使えるデザインとなっている。ただし、液晶とレンズが前後に重なるため、奥行きは50mmとやや厚め。液晶は2インチポリシリコンTFT。

　レンズは35mm換算で43mm相当の単焦点。ピントはパンフォーカスで、3cmまで寄れるマクロモードも備える。マクロ撮影時のピントは手動、ピントを合わせやすいように中央部を拡大したフォーカスウィンドウ機能をもつ。

　CCDは1/3インチのプログレッシブスキャンタイプで、補色フィルターとの組み合わせで解像度の高い画質をめざしている。画像用のバッファメモリを備え、4枚までは1秒間隔の連写が可能。

　記憶媒体はコンパクトフラッシュ。データフォーマットはJPEGで、キヤノンが提唱しているCIFF規格に準じている。4MBのカードとPCMCIAへのアダプタが付属する。出力画像は640×480ドットで、圧縮率の違いによりファイン/ノーマル/エコノミーの3つのモードが設定できる。

　従来の「カードショット NV-DCF1」は、キヤノン、コニカなどにもOEM供給されたが、本機は予定されていない。

【仕様】

• CCD：1/3インチ35万総画素、有効画素33万画素
• シャッタースピード：1/4～1/2,000秒
• 撮影枚数（4MBカード時）：ファイン24枚、ノーマル48枚、エコノミー120枚
• フラッシュ（ストロボ）撮影範囲：0.7～3.0m
• セルフタイマー：あり
• 端子：ビデオ出力、シリアル
• 電源：単3電池（アルカリ、ニッカド）×3、ACアダプタ
• サイズ：124×63.5×50（幅×高さ×奥行）mm
• 重量：本体 約220g、使用時 約300g（電池、CFカード含む）
• その他：2枚の撮影データの合成機能あり

□松下電器ホームページ
http://www.panasonic.co.jp/panasonic-j.html
□ニュースリリース
http://www.panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn980120-1/jn980120-1.html

('98/1/20)

[Reported by date@impress.co.jp]