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ソフトバンク、東証1部上場

 共同通信によれば、16日、ソフトバンク株式会社が、東証1部に上場された。店頭公開企業が2部を経由せずに直接1部に上場されたのは初めて。上場初日は、市場全体が活況を呈したこともあって、終値は3,870円と、前日の終値3,600円を上回った。

 ソフトバンクは、'94年7月に店頭公開され、'95年9月には30,100円(額面50円)の最高値をつけたが、その後は'97年11月には2,000円を割り込むところまで下落していた。

 今回の1部上場は昨年12月から報道されていたもので、東証や大蔵省の審査と承認が必要な上場を実現させることで、株式市場での同社経営への不信感を沈静化することが目的とされている。

 孫正義社長は、上場後に記者会見を行ない、「20年後にはデジタル情報技術を使ったメディアサービス企業として、世界の上位10社に入りたい」と将来の展望を語った。一部で伝えられた経営悪化説については「1年以上に渡って東証、大蔵省の厳正な審査を受け一部上場ができ、ソフトバンクが決していい加減な決算をしている会社ではないと証明された」と述べた。上場初日の終値については「株価は上にも下にもオーバーシュート(行き過ぎ)をする。店頭公開直後は上に行きすぎていたかもしれないが、最近は明らかに下に行きすぎている」と述べ、実力に比べ低すぎるとの見方を示した。

□ソフトバンクのホームページ
http://www.softbank.co.jp/
□上場のごあいさつ
http://www.softbank.co.jp/980116.html
□株価情報
http://www.softbank.co.jp/sbadmin/stocks/index_j.html

('98/1/16)


[Reported by date@impress.co.jp]


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