【業界動向】

反Microsoftで集会 情報支配とネーダー氏ら



 米消費者運動家のラルフ・ネーダー氏は十三日、OSの分野での圧倒的シェアを背景にした商慣行などが問題視されているMicrosoftを批判する集会「」をワシントンで開催、「Microsoftの最終目標はインターネット上の情報支配だ」と糾弾した。

 米司法省は十月、WindowsとInternet Explorerの抱き合わせ販売をパソコンメーカーに強要したのは独占禁止法違反としてMicrosoftを提訴し、一日当たり百万ドルの罰金支払いを求めている。

 Sun Microsystemsのスコット・マクニーリー会長は「政府には役割があり、今が介入すべきときだ」と呼び掛けた。カリフォルニア州のギャリー・リバック弁護士も「現在のパソコン業界で起きていることは、靴屋に行って一種類しか靴がないと言われるようなもの」と、独占の弊害を強調した。

 Microsoftも招待されたが、ネーダー氏主催の集会では公正な論議は期待できないとの書簡を送り、参加しなかった。

□「Appraising Microsoft」ホームページ
http://www.appraising-microsoft.org/

[Reported by date@impress.co.jp]


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