米Microsoft社は、米Sun社がMicrosoftに対してInternet Explorer 4.0に組み込んだJavaの実装がライセンスの条件に適合していないとして起こした訴訟に反論するとともに、反訴を起こした。Microsoftの主張は、「Sunが'96年3月に両社が締結した契約に違反するとともに信義に反する行為を行なった」というもの。
リリースによれば、「Sunは自身の技術の互換性の維持に失敗し、テストスーツをMicrosoftのリファレンスインプリメンテーション上で動作させることに失敗した。また、提供されるはずであったテストスイートの公開セットを提供しなかった。さらにSunはMicrosoftに対して、他のライセンスを受けた企業と平等に扱わなかった。」としている。
さらにSunがMicrosoftの製品の互換性と信頼性、および契約に対する誠実さに対して偽りの発言を繰り返し、故意に妨害を行なったとしている。
また、MicrosoftはDOJ(米司法省)の提訴に対しても、裁判所に提出した反論資料を公開した。
□Microsoftのホームページ
http://www.microsoft.com/
□ニュースリリース
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1997/Oct97/msuncspr.htm
□Microsoftの企業情報(関連資料のインデックスあり)
http://www.microsoft.com/corpinfo/
□Sunのホームページ
(11月28日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.sun.com/
□参考記事
【10/9】後藤弘茂のWeekly海外ニュース「Sun、MicrosoftをJava契約違反で提訴!」
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/971009/kaigai01.htm
('97/10/28)
[Reported by date@impress.co.jp]