【ソフトウェア】


試作機のインターフェイスはFDD I/FとATAPI、製品化は来春

ソニーと富士フイルム、現行3.5インチFDと
互換の200MB FDD「HiFD」を共同開発

HiFD

'97/10/14 発表

 ソニー株式会社富士写真フイルム株式会社は14日、現行3.5インチフロッピーディスクとの互換性を持つ、200MBの大容量FDD「HiFD」を共同開発したと発表した。HiFDはHigh Capacity Floppy Diskの略称。

 HiFDは、新型大容量メディア用の狭いギャップと従来のメディアで利用される広いギャップの両方に対応した「デュアル ディスクリート ギャップ ヘッド」を採用したことで、2DD(720KB)と2HD(1.44MB)の現行3.5インチメディアのほか、超薄層塗布型メタルディスクと呼ぶ新しい200MB容量のメディアの両方が読み書きできる。また、新型メディアを利用した場合は、3,600rpmの高速回転で最大で3.6MB/sの高速データ転送が可能になるという。ドライブ側のインターフェイスは、試作機レベルではFDD I/FとATAPI(IDE)の2種類に対応、今後製品化までにSCSIへの対応も検討する。

 製品化の時期については'98春を予定しており、価格についてはメディアもドライブも「対抗規格製品と競えるレベル」で設定する方針。両社によれば、HiFDの規格については、すでにアルプス電気株式会社ティアック株式会社から賛同をえており、今後もパソコンメーカーやドライブメーカーに積極的に提案を行っていく考え。

 このHiFDは、11月に米ラスベガスで開催されるコンピューターショー「COMDEX/Fall '97」に参考出展される。

□ソニー株式会社のホームページ
http://www.sony.co.jp/index-j.html
□富士写真フイルム株式会社のホームページ
http://www.fujifilm.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj284.html

('97/10/14)

[Reported by fumitake@impress.co.jp]


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