4日間集中連載(全4回)

OCN接続してみました
~私はいかにしてNTTを愛するようになったか~

TEXT:塩田紳二


 筆者は、フリーで原稿などを書くことを生業としているが、インターネットが常時必要なこともあって、自宅にOCNエコノミーを引くことにした。これはその顛末である。


第1回:OCN以前 インターネット接続遍歴

 インターネットに初めて触れたのはずいぶん前のことで記憶も定かではないが、 個人的に使うことになったのは、プロバイダが営業を始めてからで、最初はBekkoame に加入した(理由はアクセスポイントが市内にあったからである)。このときは 28.8kbpsのV.FASTモデムを使用した。当時は、NTTとアナログ回線の契約をしており、 お金がもったいないのでプッシュホン契約はしていなかった。しかし、Bekkoameが混 雑してきて、64回リダイヤルして(当然発信規制が効いているので1時間以上)も接 続できないとき、ダイアル時間の短いプッシュホン契約にすればよかったと思った。

教訓:アナログ回線だとプッシュホンのほうがダイアルが速い

 電子メール程度ならこれでもよかったのだが、ネットワークから大きなファイルをダウンロードするとか、画像がたくさん貼ってあるページを見るのはどうしても耐え難く、ISDNの導入を決意した。

 NTTに電話すると最初1週間ぐらい待つことになるといっていたが、申し込むと3ヶ月以上かかるという。なんでも、うちの電話回線を収容している交換機にISDN用の機器を接続できない状態なので、ビルの工事が必要だからだという。

 それまで、私は、NTTとは引っ越しのときと、電話料金の未払いで電話を止められたときぐらいしかつきあったことがなかったので、まさかあんな会社だとは思ってもみなかった。

 申し込み書類を出すと工事は5月になるという(この時点で'96年2月である)。いつでもいいから、なるべく早くやってくれと言うと飛び石連休の中日を指定され、会社(当時はサラリーマンだった)も休みだったので、その日にしてもらった。

 TAなどの機材を買いに秋葉原に行くと、そこではたいへんなことが起こっていた。当時、'96年初頭はISDNがブームになっていて、TAがないのである。また、安くあげようとDSUも自分で用意すると言っていたのだが、当時は、秋葉原でDSUを売っている店などまったくなかった。LAOXのコンピュータ館のTA売場のショーケースにDSUが置いてあったが、そこには私をあざ笑うかのように「非売品」と書いてあり、「NTTよりご購入ください」とあっ。「金はいくらでも出すからこれを売ってくれ」と言いそうになったが、財布の中には3万円ぐらいしか入ってなかったので言わないことにした。

 DSUは、結局、NTTに電話して工事の当日持ってきてもらう(取り付けは自分でやる)ことにしたが、TAがない。そこで28.8モデムを使ってTAを売っているところを探しまわった。通信販売をしている店で新製品のAtermIT45が4月初めに入荷というのを見つけ、即申し込んだ。このときは、頭のなかがISDNでいっぱいだったので、なんでもよかったし、このあと、秋葉でもTAが山積みになるなんてことは考えもしなかった(冷静になって考えれば、分かったとは思うが)。

教訓:TAなどの周辺機器は値段が下がるのが普通なのであまり急いで買わないほうがよい

 簡単接続キットも買って、あとは工事を待つばかりとなったが、指定された工事当日、いつまで待っても工事屋さんが来ない。NTTに電話すると「工事の手配をしてない」ことがわかった。どうも、担当者が工事まで日数があったので、処理しないままになっていたらしい。こっちは窓口まで足を運んでよく分からないオバサン相手にISDNの申し込みまでしたのになんということだ。

教訓:NTTでは受付窓口と工事は別の部署。予定がかなり先の場合、工事日の確認をちゃんとしたほうがよい

[Text by 塩田紳二]

※明日30日は、第2回「OCNの申し込みとNTTによる下見」をお送りします。お楽しみに!(編集部)


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