松下電器産業株式会社は、片面記録密度4.7GBのDVD-R対応ディスク媒体の開発に成功したと発表した。出願した関連特許は国内30件、国外5件にのぼる。
今回の発表は、真空蒸着法により色素膜形成をしているのが特徴。記録は赤色レーザで、ライトワンスとなる。再生は市販のDVD-Rドライブで可能。
容量、記録パターンともDVDソフトと同一であり、DVDのオーサリング用途に最適としている。また、真空蒸着法の採用により、高出力、高感度、特性の均一性、トラッキングの安定などのメリットがあるという。
今後は4.7GBの規格化の提案とサンプルの提出を行なう。
【主な仕様】
トラックピッチ:0.74μm
最短ピット長:0.4μm
記録レーザ波長:635nm
再生レーザ波長:635nm/650nm
□松下電器産業のホームページ
http://www.panasonic.co.jp/panasonic-j.html
(9月8日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
('97/9/8)
[Reported by date@impress.co.jp]