【業界動向】

ツァイト、事実上の倒産


 グラフィックソフト「SUPER KiD」の開発元である株式会社ツァイトが、7月31日付けで2度目の不渡り手形を出し活動停止状態となり、事実上倒産したことが明らかとなった。これは、8日付けの同社ホームページで山中社長の名前で告知されたもの。

 ツァイトは「Z'sSTAFF」などのグラフィックソフト、「ねじ式」などの特異なゲームで知られたソフトウェアハウスだったが、DOSからWindowsへのプラットフォームの転換が遅れたことなどから、昨年後半から売り上げが落ちていた。  また、雑誌「ガロ」で知られる青林堂を関連会社としていたが、青林堂では7月7日付けで全社員が退社するなど、混乱が続いており「ガロ」9月号が休刊せざるをえない状況に陥ったことが引き金となった。

 同社の製品のうち「SUPER KiD」などのアプリケーションについては、株式会社アスキーサムシンググッド発売元となっている。編集部でアスキーサムシンググッドに確認したところ「現状では、詳細について詰めている状況だが、ユーザーサポートや製品販売が継続できるように努力している。詳細が決まりしだいユーザーにも告知する」という回答を得た。サポートなどについては、詳細が確定した状況で再度レポートする。

□株式会社ツァイトのホームページ
http://www.zeitcorp.com/

('97/8/11)

[Reported by date@impress.co.jp]


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