【業界動向】

スティーブ・ジョブズ、Oracleラリー・エリソン会長も役員に就任

Microsoft、Appleに1億5千万ドルを投資、共同開発も

 米Microsoftは、米Apple Computerに1億5千万ドルを投資し、ソフトウェア開発などで広い範囲の協力関係を結ぶすると発表した。ボストンで行なわれているMacworldの初日のスティーブ・ジョブズ氏のキーノートスピーチで明らかにされたもの。

 主な内容はつぎのとおり。

  • MicrosoftはMicrosoft OfficeInternet Explorer(IE)などの主要な製品を将来にわたりMacintoshプラットフォームに供給する
  • AppleはIEをMac OSにバンドルし、将来のOSの標準ブラウザとする
  • 両社間で特許のクロスライセンス契約を結び、Macintoshプラットフォームの先端的な技術開発で協力する
  • 両社はJavaバーチャルマシンおよびプログラミング言語について共同開発を行なう
  • MicrosoftはAppleの議決権のない株式を1億5千万ドルで取得する

 また、Appleは、6人の取締役のうち4人が退任し、後任には今まで肩書きのなかったスティーブ・ジョブズ氏が復帰すること、さらに米Oracle会長のラリー・エリソンらが就任すると発表した。会長、CEOは未定のまま。

□米Microsoftのホームページ
http://www.microsoft.com/
□ニュースリリース
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1997/Aug97/MSMACpr.htm
□米Apple Computerのホームページ
http://www.apple.com/
□ニュースリリース(英文)
http://product.info.apple.com/pr/press.releases/1997/q4/970806.pr.rel.microsoft.html

□提携に関するニュースリリース(和訳)
http://news.apple.co.jp/applenews/970807microsoft.html
□取締役会に関するニュースリリース(和訳)
http://news.apple.co.jp/applenews/970807board.html

('97/8/7)

[Reported by date@impress.co.jp]


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