【周辺】

オリンパス、カシオ、三洋、シャープ、富士通と共同開発
年内にもサンプル出荷を予定

ソニー、デジタルカメラなどAV機器用の
新規格ICメモリーカード



 ソニー株式会社は、オリンパス、カシオ、三洋、シャープ、富士通と共同で、デジタルスチルカメラなどを含む、AV機器用の新規格を採用したICメモリーカード「メモリースティック(仮称)」を開発したことを明らかにした。

 「メモリースティック」は、音声や静止画像の記録を前提としたメモリーカードで、「各メーカー間での、データフォーマットの互換性を重視している」としている。

 サイズは21(縦)×50(横)×2.8(高)mm、重量は約10gと小型、軽量で、容量は2MB~32MB。「将来的には、記憶容量の増加も可能」としている。ソニーでは、「10月を目標に規格の詳細をまとめ、業界各社に広く提案していく」としており、年内にもサンプル出荷を予定しているという。サンプル価格は、4MBで10,000円程度になると見られる。

 データの記録方式は、スマートメディアと同じ8KB単位の記録方式を採用しており、「512バイト単位で記録するコンパクトフラッシュやミニチュアカードなどと比較して、ファイル検索速度の向上とファイル管理の簡素化を実現しており、音声や静止画などの記録に最適」としている。

 なお、ソニーでは「記録媒体にメモリースティックを採用したデジタルカメラを、来春発売に向けて開発中」としている。仕様や価格などの詳細は明らかにされていない。オリンパスでは「製品化については未定」、カシオでは「デジタルカメラに採用する可能性は高いが、詳細は未定」としている。

【主な仕様】

□ソニー株式会社のホームページ
(7月17日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.sony.co.jp/index-j.html

('97/7/17)


[Reported by seino@impress.co.jp]


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp