【周辺】

日立、Windows CE対応ハンドヘルドPC向けの新プロセッサを発表

'97年8月 サンプル出荷開始

サンプル価格:
RISCプロセッサ「SH7709」 4,000円
周辺LSI「HD64461」 3,000円

 株式会社日立製作所は、Windows CE搭載のH/PC(HandHeldPC)に採用されている32ビットRISCプロセッサ「SH-3」(SH7700シリーズ)の最上位機種「SH7709」を製品化することを発表した。8月より出荷を開始、サンプル価格は4,000円。
 同時に日立では、「SH7709」とのチップセットとして次期H/PCで必要なカラー液晶コントローラやIrDAコントローラなどの周辺機能を1チップ化した周辺LSI「HD64461」を製品化、併せてサンプル出荷を開始する。サンプル価格は3,000円。
 日立では、この2つのチップからなるチップセットにより、Windows CEに対応した次世代H/PCのシステムの大半を構成できるため、高性能なシステムが短期間かつコンパクトに開発できるとしている。

 今回製品化された「SH7709」は、動作周波数80MHz、性能80MIPSを実現、キャッシュは8KBを内蔵している。また、パワーマネジメント機構などにより、消費電力も従来製品よりさらに低減したという。周辺機能の強化も図られており、新たに4チャネルのダイレクトメモリアクセスコントローラ (DMAC)や12本の8ビットI/Oポートなどを内蔵している。

□日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/index-j.html
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/9706/0619.html

('97/6/24)
[Reported by hiroe@impress.co.jp]


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