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PIAFS対応のポケベル一体型PHSも発表
PIAFSデータカードはMacintoshにも対応

　NTT中央パーソナル通信網株式会社は、PIAFSによる32kbps通信に対応したPHS電話機を拡充、PIAFSデータカード一体型やポケベル一体型など、5機種9モデルを6月下旬より発売する。また、PIAFS経由でのFAX送信サービスも同時発表しており、7月1日のサービス開始に合わせて対応データカードなども発売する。

●PIAFSデータカード一体型PHS「32Kパルディオ 321S」

　従来は外付けで使用していたPIAFS対応用のPCカードをフリップ部分に内蔵しているPHS電話機。構造的には京セラのデータスコープ同様の折り畳み式となっているが、データスコープと異なり、PDA機能などは装備していない。また、PIAFSを経由したFAX送信にも対応している。モデルとしては、専用のFAX送信ソフト(Window 95用)が付属するタイプA(価格未定、7月上旬発売)と、本体のみのタイプB(47,800円、7月上旬発売)の2種類が発売される。なお、タイプBの購入者向けとして、専用のFAX送信ソフトを単体でも発売する予定。

• 本体サイズ、重量：約59(W)×108(H)×25(D) mm、約140g
• 連続待受時間/連続通話時間：550時間 / 6 時間

　従来から発売しているポケベル一体型PHS「P×P」シリーズの32k通信対応モデル。PIAFSによる32k通信に対応したほか、ポケットベル機能も強化されており、パスワードによる受信制限などが可能なNTTドコモの「ネクストサービス」にも対応している。標準価格は49,800円で、7月上旬発売予定。

• 本体サイズ、重量：約42(W)×135(H)×23(D)mm、約105g
• 連続待受時間/連続通話時間：350時間(PHS/ポケベルともに使用時)) / 8 時間

　従来のPIAFS対応データカードの機能に加え、新たにPIAFS経由のFAX送信サービスにも対応したデータ通信用カード。従来はWindows 95のみに対応していたが、Macintoshにも対応した。

　このカードと付属の専用ソフト(Windows 95用のみ)を使用することにより、新設されるFAX用プロトコル変換装置を経由してのFAX送信を行なうことができる。送信のみの対応となっており、受信には対応していない。なお、従来の「DC-1P」などでFAX送信を可能とする「DC-1P」など向けのバージョンアップは特に予定されていないという。

　標準価格は未定となっているが、従来の「DC-1P」などと比べ「そう高くはならない予定」。7月より順次発売される。

　このほか、PIAFSによる32k通信に対応したPHSとして、10種類のオリジナル着信音が作成できる「32Kパルディオ 311N」（35,800円、6月下旬発売）など、3機種7モデルが発表されている。

□NTTパーソナル通信網株式会社のホームページ
http://www.nttphs.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.ntt-itn.co.jp/personal/01new/newsl/05month/newsl28.htm
http://www.ntt-itn.co.jp/personal/01new/newsl/05month/newsl27.htm

('97/6/4)

[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]