【本体】

ValueStarシリーズ、CEREBシリーズに新機種を追加
USB接続のジョイパッドや1,024×600ドット表示ができるBS内蔵32インチテレビも発売

　日本電気株式会社は、MMX対応Pentium 233MHz搭載モデルや、3D専用グラフィックアクセラレータ「PowerVR」搭載モデルなど、4機種9モデルを発売。6月5日より順次出荷を開始する。

●MMX対応Pentium 233MHz搭載機種(2機種5モデル)
　MMX対応Pentium 233MHz搭載パソコンとして発表されたのは、家庭向けの「CEREB」シリーズの最上位機種「PC-9821C233/V」と、個人及びスモールオフィス向けの「ValueStar」シリーズ最上位機種「PC-9821V233」の2機種。

　PC-9821C233/V(498,000円、6月19日出荷)は、従来の上位モデル「PC-9821C200/V」同様、DVD-ROMを搭載したモデル。MMX対応Pentium 233MHzを搭載した以外にも、ビデオメモリが2MBから4MBに増量されたり、動作音を低減する静音設計が採用されるなど、いくつかの改良が加えられている。本体のみでの発売となっており、CRTとのセットモデルはない。

　なお、従来から発売されているCEREB向けCRTの追加機種として、1,024×600ドットの表示が可能なBS内蔵32インチワイドディスプレイテレビ「PC-DH32W1」(380,000円、6月5日出荷)も発表されている。

　また、「ValueStar」シリーズのPC-9821V233は、上位タイプの「PC-9821V233/M7V」(640,000円～、6月26日出荷)と、下位タイプの「PC-9821V233/M7」(468,000円～、6月5日出荷)の2タイプが発売される。PC-9821V233/M7Vは、ValueStarシリーズとしては初めてDVD-ROMドライブを搭載、内蔵型ターミナルアダプタを搭載するなどの特徴を持ったモデルで、6GBのHDDや32MBのメモリを搭載している。また、PC-9821V233/M7は、CPUの強化が主となっており、その他のスペックは現行の上位機種「PC-9821V200/M7 model C2」と同様となっている。

●3D専用グラフィックアクセラレータ「PowerVR」搭載モデル(2機種4モデル)
　こちらもCEREBシリーズとValueStarシリーズそれぞれに新機種が発売される。「PowerVR」を標準搭載したパソコンは国内ではこれが初めて。

　CEREBシリーズとして発売されるのは、最大13倍速のCD-ROMドライブとMMX対応Pentium 166MHzを搭載した「PC-9821C166/C」(298,000円、6月5日出荷)と、同モデルに17インチモニタなどをセットした「PC-9821C166/C model S1」(398,000円、6月5日出荷)の2機種。また、ValueStarシリーズとしては、Pentium 166MHzを搭載した「PC-9821V16/S5V」(278,000円～、6月5日出荷）1機種のみが発売される。

　なお、PowerVR搭載の全モデルには、対応ゲームとしてカプコンのサバイバルホラーゲーム「バイオハザード」と、Kalisto Entertainment SA社のカーレースゲーム「ULTIM@TE RACE」が標準添付されている。

●USB対応ゲーム用コントローラ「PC-GP101」
　USBインターフェイスに接続するゲーム用コントローラ。使用するにはOSR2.1以上のWindows 95が必要。6月30日より5,900円で出荷される。

□日本電気株式会社のホームページ
http://www.nec.co.jp/
□製品情報
http://www.pc98.nec.co.jp/product/cereb/
http://www.pc98.nec.co.jp/product/value-s/

('97/6/3)

[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]