メルコ、'96年4月～'97年3月期の決算業績を発表

　株式会社メルコは、'96年4月～'97年3月期の業績を発表した。

　売上高は、579億4,100万円で、前期に比べて11.2%増加した。経常利益は45億8,000万円で前期比13.9%の減だが、当期利益は輸入促進税制の恩恵などにより27億9,000万円で、前期比2.2%の増加となった。

　業績概況によれば、半導体価格が下落局面においての四度にわたる製品値下げと、新価格が即銭店頭価格へ反映されるような積極的な在庫補償（約33億円）、上昇局面に転じても年度末商戦の混乱を回避するため値上げを見送るなどの戦略により、RAMボードが減益要因となったとしている。

　次期の業績については、売上高780億円（前期比34.6%増）、経常利益71億円（前期比55.0%増）、当期利益34億円（前期比25.5%増）を見込んでいる。

（'97/5/7）

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