標準価格:
233MHz 83,270円
266MHz 101,470円
300MHz 259,370円
インテル株式会社は、Pentiumの後継にあたり次世代の同社の主力CPUとなるPentiumIIを発表した。今回発表されたPentiumIIは、CPUクロック233MHz、266MHz、300MHzのもので、1,000個ロット時の単価は、それぞれ83,270円、101,470円、259,370円。233MHz、266MHzは量産出荷中で「すでに10万個出荷している」(インテル)、300MHzは'97年第3四半期に出荷予定。
PentiumIIは、「Klamath」という開発コードで知られ、Pentium Proの技術を核にMMX機能を付加し、二次キャッシュメモリをCPUチップ外へ外付けすることで、チップの小型化と低価格化を実現している。 CPUチップと二次キャッシュが一枚の基板に実装され、それをプラスチック製のカートリッジで覆っているため、PentiumIIの外観はファミコンのROMカセットに似たものとなっている。マザーボードとのコネクタは、Slot1(スロット・ワン)という、まったく新しい形式の直線状のもので、従来のPentium用のSocket7とは互換性がない。
また、数日来Web上で話題となっているPentiumPro/PentiumIIのバグの件については、「Webでニュースが上がったと同時にコンタクトをとっていたが、詳細について確認がとれたのは日本時間の6日である。現在、その情報をもとに究明をつづけており、9日までにはWeb上で情報が公開できるだろう。インテルでは、Pentiumのバグの一件以来方針を転換し、すべてのバグ情報をWeb上で公開している。CPUはパーフェクトなものではありえないが、顧客が満足できる回答を見いだせるものと信じている」と述べた。
なお、会場では多数のメーカーのPentiumII搭載ビジネス用デスクトップが展示されており、ほとんどが即日発売とされる。本日発表されたもの以外に日本IBM、コンパックなどの試作機も展示されていた。一般市場向けの機種については「夏からクリスマスにかけて登場する」(インテル)としている。
□インテル株式会社のホームページ
http://www.intel.co.jp/
□プレスリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press/pentium2.htm
□製品情報
http://www.intel.co.jp/jp/PentiumII/home.htm
('97/5/7)
[Reported by date@impress.co.jp]