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デジタルカメラ事業を中心に再建

チノン、経営再建を目指して米Eastman Kodak社の傘下に

'97/4/24発表


 チノン株式会社は24日、米Eastman Kodak社の傘下で経営再建を進めることを発表した。チノンは、米Eastman Kodak社、もしくはそのグループ企業に約19億円の第三者割当を実施し、米Kodakグループ全体の持ち株比率を50.1%として、経営権を譲渡する。

 チノンは経営多角化事業の不振から、不採算事業からの撤退や海外事業の清算などを進めていた。今回の措置は、債務超過が64億円にのぼり、自力再建が困難と判断したためのもので、従来から資本提携関係にあり、主要取引先としてデジタルカメラなどをOEM供給していた米Kodakグループの協力を受けて経営健全化を目指す。今後は、売上全体の6割を占めるデジタルカメラ事業を中心とした新生「チノン」と、米Kodakグループが協力してデジタルイメージ分野の開拓を行うという。

 なお、光学関連部品、コンピュータ周辺機器などについては、新会社「チノンテック」(仮称)に営業譲渡を行い、運営を引き継ぐ模様。



□チノン株式会社のホームページ
(4月25日現在、この情報は掲載されていない)
http://www.chinon.co.jp/
□米Eastman Kodak社のホームページ
http://www.kodak.com
□ニュースリリース
http://www.kodak.com/aboutKodak/corpInfo/pressReleases/pr19970424-01.shtml
□日本コダック株式会社のホームページ
http://www.kodak.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.kodak.co.jp/NEWS/87045a00.shtml

('97/4/25)

[Reported by shiina@impress.co.jp]


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