標準価格(3/14以降):16,800円
共同通信によると、任天堂株式会社は、64ビットの家庭用ゲーム専用機「NINTENDO64」の国内販売価格を3月14日から、現在の25,000円から16,800円に引き下げると発表した。
ソニー・コンピュータエンタテインメントの「プレイステーション」(19,800円)や、セガの「セガサターン」(20,000円)など、ライバルメーカーの32ビット機に対抗するのが狙いで、国内ゲーム機市場での巻き返しを図る。任天堂では「半導体価格の低下などで値下げが可能となった」としている。
「NINTENDO64」は'96年6月に発売、'97年3月中旬までに、世界市場で累計600万台を達成するという。生産体制は現在月間70万台だが、アメリカ市場での販売が好調なうえ、3月からヨーロッパへの輸出も始めることから4月に80万台、5月には100万台に引き上げる。
同時に発表された'97年3月期決算予想によれば、ハード、ソフトともに販売が順調なことと円安効果により、'96年11月期の予想よりも、経常利益が150億円増の1,000億円、売り上げ高も予想した3,400億円を上回るとしている。
なお、編集部でセガに取材を行なったところ「影響はなく、何の変更も行なわない」とのコメントを得た。
□任天堂株式会社のホームページ
http://www.nintendo.co.jp/
□製品紹介
http://www.nintendo.co.jp/n01/index.html
('97/2/21)
[Reported by seino@impress.co.jp]