【本体】

デスクトップ型の処理能力、拡張性とノート型の省スペース性、機動性を合わせ持つ

シャープ、13.8インチ液晶搭載のノートパソコン「メビウスジャンボ」を発売

MN-8000
写真提供:シャープ株式会社
'97/2/4 発表

標準価格:
MN-8000:820,000円
MN-8000D:620,000円

連絡先:
シャープ株式会社
コンシューマーセンター
Tel.東日本相談室:043-297-4649、西日本相談室:06-621-4649


メビウスジャンボ
 シャープ株式会社は、13.8インチTFT液晶モニターを搭載したノートパソコン「メビウスジャンボ、MN-8000」を発表した。発売日は3月8日で、標準価格は820,000円。

 「MN-8000」は、CPUにMMX対応Pentium 200MHz、メインメモリに64MBのシンクロナスDRAM、HDDも3.2GBを搭載するなど、かなり強力な仕様だ。平均10倍速のCD-ROMドライブとFDDを内蔵し、FDDは別売りのMOドライブと差し替えることもできる。サウンドにはSound Blaster AWE32準拠のものを、グラフィックにはTrident社製Cyber9385、64ビットアクセラレーター付コントローラーを、内蔵モデムは33.6kbpsを採用している。またUSBも標準で装備している。

 面白いのは、デスクトップPC用のPCI拡張ボードが内蔵可能であること。フルサイズなら1枚、ハーフサイズなら計2枚まで差す事ができる。また、ビデオキャプチャー機能を標準で搭載しており、画像入出力用にコンポジット端子を1対と、入力用にS映像端子が1つ用意されている。

 同社では、同機をデスクトップパソコン並みの処理能力、拡張性とノート型の省スペース性、機動性を合わせ持つニューコンセプトマシンと位置付けており、主な用途として企業向けデスクトップPCの代替機を想定している。そのためバッテリーは内蔵しておらず、電源コンセントのある所でしか使えない。ちなみに重量は約8kgあり、あまり携帯には向かないといえる。

 液晶モニターは、13.8インチ高品位カラーTFT「スーパーV液晶」で、XGA(1,024×768ドット)に対応しており、最大26万色まで表示する事ができる。角度によっては見づらいこともあったが、16インチCRTの表示サイズとほぼ同等の大きさの画面は、見た目の階調も滑らかで美しかった。

 なお、同時に「MN-8000」の普及型ともいえる「MN-8000D」も発表となった。こちらは、液晶モニターがDSTN型になり、CPUが通常のPentium 200MHz、メモリーが32MBのSDRAM、HDDが2.5GBとなること以外は同仕様である。発売は2月25日で、標準価格は620,000円。


【MN-8000の主な仕様】

【MN-8000Dの主な仕様】

□シャープ(株)のホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/sc/gaiyou/news/970204.htm

('97/2/4)

[Reported by sasaki-m@impress.co.jp]


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