【その他】

COMDEXに準じた講演内容
4本のビデオがベース

「Windows NT INTRANET Solutions Tokyo 96」基調講演に
ビル・ゲイツ氏登場

ビル・ゲイツ1 '96/12/10~12 幕張メッセにて開催

連絡先:
「Windows NT INTRANET Solutions Tokyo 96」運営事務局
Tel.03-5642-8433 Fax.03-5641-4617

	編集長  Windows NT 4.0日本語版の、発売当日でもある今日から幕張メッセで始まった「Windows NTイントラネットソリューションズ」で、マイクロソフト会長兼CEOのビル・ゲイツ氏が特別基調講演を行なった。

 まず、「Windows NT 4.0」によるダウンサイジングをテーマとしたプロモーションビデオが10分ほど上映された。このビデオには弊誌編集長も登場し、Windows NT+IISで稼働しているwww.watch.impress.co.jpのサーバーが紹介された。

www.watch.impress.co.jp  続いて、ソフトバンク社長の孫正義氏が登場し、「まさに、いま、もっとも人類で注目を浴びている、我らのリーダー、人類のリーダーであります。ビル・ゲイツ氏を迎えたいと思います。」(発言通り)と大げさな形容でビル・ゲイツ氏を紹介した。

 スーツ姿で登場したビル・ゲイツ氏は、Windows NT 4.0日本語版を発売できたことをまず報告し、その後は、エンタティメントに富んだ講演を行なった。NT 4.0日本語版の紹介以降は、先日のCOMDEX FALLで行なわれた基調講演とほぼ同一の内容である。

 まず、「私たちは未来のコンピューティングについてさまざまな思いをめぐらしてきました」として、アップル、AT&T、HPなどの未来予測のプレゼンテーションビデオをまとめたものを上映し、そうした未来像をWindowsを搭載したPCが着実に実現しつつあることをアピールした。続いて、PCがかかえている使いにくさ、用語の難しさなどを皮肉ったビデオを上演した。使えないPCに苛立ってショットガンや電機ノコギリでモニターを破壊する人々、ちんぷんかんぷんの専門用語を使った質問を街頭インタビューされとまどう人々などが登場する。


ビル・ゲイツ2  そして、「14.4のモデムに悩む女生徒が登場する、インターネットをテーマにしたコメディ」、ビル・ゲイツ本人も、インターネット中毒役で登場し、「もう、6日と4時間もオンラインしていません」と言う。

 最後は、「音声認識や画像認識を研究するマイクロソフトの研究員の紹介」で、未来に希望を持たせてしめくくった。各ビデオは日本語訳がスーパーインポーズされ、一部は日本語に吹き替えられていた。個人的には大変面白かったが、会場にはあまり笑いが起こっていなかった。

 「ゼロ・アドミニストレーション・サーバー」などの用語も講演中に登場したものの、重要な技術であるとのコメントだけで内容についての具体的な解説などはなかった。

 なお、展示会場では、Windows NT 4.0日本語版を新たにプレインストールしたサーバーが多く登場していた。コンシューマー向けの製品はほとんどないが、COMDEXに続いて展示された日本ディジタルイクイップメント株式会社のMMX対応ノート、Windows NT 4.0 WorkstationがプリインストールされたIBM ThinkPad 560、Office 97日本語ベータ版などが目に付いた。

□Windows NT INTRANET Solutions Tokyo 96ホームページ
http://www.sbexpos.co.jp/wntis.htm

('96/12/10)

[Reported by date@impress.co.jp]


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