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来春にはPIAFSにも対応

京セラ製PHSデータ通信端末「データスコープ」の電子メール環境登場

'96/11/29 発表

連絡先:
京セラ株式会社 横浜事業所通信機器事業本部マーケティング部
Tel.045-943-6138

日本アイ・ビー・エム株式会社 ダイヤルIBM
Tel.0120-04-1992

ロータス株式会社 インフォメーションセンター
Tel.03-5496-3111

DS-110
DS-110は重量はさほどでもないが、意外に大きく厚みもある(持っているのは女性)。
cable for alpha-data
DDIの14.4kbpsサービスをDS-110で利用するには、「データスコープαデータキット」に含まれるこのケーブルが必要(パソコンのシリアルポートに接続する)。PIAFSはソフトのみで対応できる。

 京セラ株式会社は、日本アイ・ビー・エム株式会社およびロータス株式会社と共同で、9月26日に発表したPHSデータ通信端末「データスコープDS-110」を使って、「ロータス ノーツ」の電子メールを送受信できるようにするシステムを開発、発表した。

 同システムでは、ロータス ノーツ環境に「ロータス ノーツ InfoMailゲートウェイ」(298,000円、'97年2月中旬発売予定)をインストールしたゲートウェイマシンを設置し、データスコープにクライアントソフト「マイクロクライアントforデータスコープDS-110」(7,500円、'97年2月中旬発売予定)をインストールすることで、「InfoMail」という通信プロトコルを介して、データスコープ上で電子メールの送受信が可能になる。

 InfoMailは日本アイ・ビー・エムが開発したもので、ロータス ノーツとデータスコープだけに特化したものではない。InfoMailの仕様は広く一般に公開する予定('97年第2四半期よりインターネット上で公開)であり、すでに京セラ以外の携帯端末メーカーともInfoMailの採用についての話し合いを行なっているとのことだ。今後もプロトコルの機能強化を進めていく予定で、将来的にはインターネットメールやバイナリメールにも対応する方針という。

 発表会の席上、京セラはデータスコープの発売時期を97年1月20日に延期したことを発表した。発売と前後して、以下のようなデータスコープの利用環境の整備を進めていく。


 

('96/11/29)

[Reported by nagase@impress.co.jp]


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