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2チップ構成で、省スペース・低消費電力

ルーセント・テクノロジー、ロックウェル製品と相互通信可能な56kbpsチップセットを発表

'97/1月 出荷開始

標準価格:8,500円(1万個受注時の単価)

連絡先:
日本ルーセント・テクノロジー株式会社
Tel.03-5421-1600

 日本ルーセント・テクノロジー株式会社マイクロエレクトロニクス・グループは、56kbpsの伝送速度を実現するアナログモデム用チップセット「ビーナス」を発表、97年1月より出荷を開始する。
 日本ルーセント・テクノロジー株式会社は、米Lucent Technologies社の日本支社。米Lucent Technologies社は、米国のAT&T社の3分社化政策のもとに誕生した通信機器および半導体製造会社で、96年9月30日にAT&T社から分離独立し、研究開発機関としてベル研究所を持っている。

 ビーナス・チップセットは、2チップ構成となっている。DSP1673チップはモデム制御、DSP機能、拡張ボード接続のためのISAバス用Plug & Playインターフェイス、PCカードインターフェイスを1チップで実現している。もうひとつのCSP1034AHチップは、コーデック(アナログ・デジタル変換)機能を搭載している。
 また、ビーナス・チップセットではクラス1/クラス2ファックス、全二重スピーカホン、留守番電話といった機能もサポートしているほか、後継版ではDSVDもサポートする予定。

 なお、米Lucent Technology社と、通信機器大手の米Rockwell社は、両社で相互に通信可能な56kbpsのモデム・チップセットを提供することで合意しており、ビーナス・チップセット採用のモデムはRockwell社製チップセットを採用した56kbpsモデムとの通信ができる。

□米Lucent Technologies社ホームページ
http://www.lucent.com/

('96/11/28)

[Reported by hiroe@impress.co.jp]


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