【本体】

ISDNアダプター搭載モデルなども発売
価格は現行モデルから据え置きか、10,000円アップ

日本IBM、国内初の音声認識機能搭載パソコン
「Aptiva H」シリーズなど7モデルを発表

'96/11/13~ 順次出荷開始

連絡先:ダイヤルIBM
Tel.0120-04-1992

 日本アイ・ビー・エム株式会社は、音声認識ソフト「IBM VoiceType Dictation3.0 for Windows 95 日本語版(先取り体験版)」をプリインストールした「Aptiva H」シリーズなど7モデルを発表。11月13日から順次出荷を開始する。同社によれば「コンシューマ向けに、ソフトウェアで音声認識機能を持つパソコンを発売するのは、国内初」としている。

 「VoiceType Dictation3.0」は、読み上げた文章をテキストに変換する「ディクテーション機能」と、従来のマウスやキーボード入力に加えて、音声による操作(ファイルを閉じる、スタート、エンターなど)が行なえる「ナビゲーション機能」を装備。製品版とほぼ同等の機能を持ち、約4万語、最大6万5千語の認識が可能としている。

 また、エントリーモデルの「Aptiva J」シリーズにも、4モデルが追加される。

●ハイエンドモデル「Aptiva H」シリーズ:11月30日出荷開始

 「H5F、H6F、H7G」の3モデルを発売。最上位モデルの「H7G」のみ、ISDNアダプターが標準で搭載されている。上記の音声認識ソフトのほか、「ロータス スーパーオフィス96 with パーソナルノーツ」を全モデルにプリインストール。住所録作成のほか、従来「Aptiva S」シリーズでしか利用できなかった、日本IBMのQ&Aデータベースの検索が行なえる。
 また、「H6F、H7G」の17インチモニターには、新しくMicroFilter管が採用されており、ドットピッチが0.26mmに向上、発色性もアップしている。価格はオープンプライスだが、IBM PCダイレクト価格は、現行モデルから据え置きか、10,000円高く設定されている。

【IBM PCダイレクト価格】

●エントリーモデル「Aptiva J」:11月13日出荷開始

 標準で32MBのメモリを搭載した「J3K、J3L、J3V、J3W」の4モデルを発売。IBM PCダイレクト価格は289,000円~329,000円で、16MBのメモリを搭載した現行モデルよりも、10,000円高く設定されている。現行モデルと同様、一太郎7を同梱した「J3K、J3L」と、Word+Excelを同梱した「J3V、J3W」を用意。15インチモニタと17インチモニタを選択することができる。

【IBM PCダイレクト価格】

 なお、今回発表された追加モデルの筐体は、いずれもミニタワー。上記で紹介した仕様以外は、現行モデルから変更されていない。また、全「Aptiva H、J」シリーズの「M waveモデム」を、現状の28.8kbpsから33.6kbpsに高速化するサービスも発表。来年4月までに実施される予定。

□日本アイ・ビー・エム(株)のホームページ
http://www.ibm.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.ibm.co.jp/Products/news/961113/apt/index.html
[関連記事]
□【9/18】IBM、新Aptivaシリーズを発表。一太郎7搭載モデル登場
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/960918/ibm.htm

('96/11/14)


[Reported by seino@impress.co.jp]


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