【本体】

「BREZZA」シリーズ3モデルと、企業向けミニタワーを発売
スピーカー一体型モニターなどをバンドル

東芝、国内初のUSB対応モジュールを同梱した
新「BREZZA」シリーズなどを発表

BREZZA KITCHEN

'96/11/5 発表会開催

 株式会社東芝は5日、USBポートを搭載した家庭向けミニタワー「BREZZA 5133、5166、5200MB」3モデルを発表。11月5日から順次出荷される。

 USBポートそのものは、IBMのAptivaなどで既に搭載されていたが、対応モジュールが同梱されるのは、国内では「BREZZA」が初めて。USBポート専用のモジュール「InTouch」には、テレビ、CDプレイヤー、電話機能などの切り替えボタンのほか、音量調節用のツマミが配置されている。「5200MB」の「InTouch」には液晶パネル、「5166、5133MB」はLEDを装備。専用モニター下部に取り付け、取り外しが可能となっている。

 ほかに、上位モデルの「5200、5166MB」には、マウス操作なども行なえるワイヤレスリモコンも同梱されている。筐体には、黒を基調とした「ミッドナイトグレー」を採用。2ウェイスピーカー、低音再生用のサブウーファーなどを内蔵した、同社オリジナルのモニターが標準で付属している。アプリケーションソフトは、Word 95、Excel 95、年賀状作成ソフト「Mr.Postman」など24種類をバンドルした。

 また、12月20日から「BREZZA」シリーズを対象に、DVDドライブ、デコーダボード、グラフィックボードを組み込む「DVDアップグレードサービス」が開始される。価格は148,000円で、同社指定場所へ本体を送付する必要がある。DVD搭載パソコンの発売については「現在開発中であり、年内から来年の発表を予定している」とのコメントが発表された。

PV5000 5200  なお、発表会場では100BASE-TX対応PCカードなどを内蔵した、企業向けのミニタワー「PV5000 5200」なども発表。仕様としては、Pentium 200MHz、2.5GBのHDD、16MB EDOメモリなどを搭載。11月20日から、標準価格388,000円で発売される。


【BREZZAシリーズの主な仕様】
モデル名5133MB5166MB5200MB
CPUPentium 133MHzPentium 166MHzPentium 200MHz
2次キャッシュ256KB
メモリ(最大)16MB(128MB) EDO32MB(128MB) EDO
ドライブHDD1.6GB2.1GB3GB
CD-ROM8倍速
FDD3.5インチ3モード×1
グラフィックスS3 ViRGE(2MB DRAM)
拡張スロットPCIフル×2、ハーフ×1フル×1、ハーフ×1
ISAフル×2
ストレージベイ3.5インチ×1、5インチ×2
テレビ、FM機能オプション標準装備(PCIカード)
InTouchタイプA(LED)タイプB(液晶)
サウンド機能SoundBlaster Pro互換
FAXモデム28.8kbps(データ)/14.4kbps(FAX)
ディスプレイ15インチ17インチ
出荷時期11月5日12月2日
標準価格298,000円398,000円468,000円

【PV5000 5200の主な仕様】
CPUPentium 200MHz
2次キャッシュ256KB
メモリ(最大)16MB(128MB) EDO
ドライブHDD2.5GB
CD-ROM8倍速
FDD3.5インチ3モード×1
グラフィックスカノープス社製 Power Window 3DV(2MB EDO)
拡張スロットPCI×1、PCI/ISA×1、ISA×2
ストレージベイ3.5インチ×1、5インチ×2
サウンド機能SoundBlaster Pro互換
LANカード100BASE-TX対応カード内蔵
出荷時期11月20日
標準価格388,000円

□(株)東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
□東芝PCホームページ「PC STARS」(11月5日現在、この件に関するニュースは掲載されていない)
http://www2.toshiba.co.jp/pc/

('96/11/5)


[Reported by seino@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp