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厚さ12.7mmの超薄型CD-ROMドライブ

東芝、平均10倍速の薄型と12倍速のCD-ROMドライブを出荷

TOSHIBA '96/10/14 発表

連絡先:
東芝 記憶情報機器事業部 Tel.03-3457-2932

 株式会社東芝は平均10倍速のデータ転送性能を持つ厚さ12.7mmのCD-ROMドライブ「XM-1502B」の量産出荷開始と、一般的な5インチハーフハイト厚(41.5mm)の12倍速CD-ROMドライブ「XM-5701B / XM-5702B」のサンプル出荷開始を発表した。

 「XM-1502B」はノートパソコンなどに搭載する用途で開発されたもので、新たに開発した薄型のモーターやピックアップなどの採用で12.7mmという超薄型を実現。また、平均2.7Wという低消費電力設計となっているほか、高速処理のLSIを採用することなどで平均10倍速のデータ転送(1,500KB/s)が可能になっている。CD-ROMの回転方式には、データ読み取り時にCD-ROMの外周と内周で回転数を変更してデータ転送速度を一定に保つCLV方式のほか、CD-ROMの回転速度を一定に保つCAV方式を併用している。インターフェイスはATAPI(IDE)。

 「XM-5701B / XM-5702B」はデスクトップパソコンなどに内蔵される一般的な5インチハーフハイト厚の12倍速CD-ROMドライブ。データ転送速度1,800KB/s、シークタイム115ms、アクセスタイム125msという高速アクセスが可能になっている。XM-5701BのインターフェイスはSCSI。XM-5702Bは消費電力が待機時には従来機の半分になるパワーセーブモードを持ち、インターフェイスはATAPI(IDE)となっている。

【サンプル価格】

□(株)東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/1996_10/pr_j1401.htm

('96/10/16)

[Reported by 石橋 文健]


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