標準価格: 128,000円 連絡先: キヤノン販売(株) Tel.043-211-9556
★前回からの変更点については赤色で表示しています。 ○ 良い点 高画質な57万画素CCD採用(有効画素数51万画素でも、他機種の5割増だけど、オリンパスに抜かれたものね・・・) 40万画素CCDよりワンランク上の高画質(解像度,階調性,色再現性いずれも良好) 高画質でボケ味もきれいなレンズ(これは相当な実力です) 10cmまでの超接写ができる高精度なTTL式AF機能(名刺を接写してOCRで読める!?) 冗談みたいに高画質なモノクロ撮影モード装備(ローパスフィルターがないと凄くシャープ) 専用ソフトなしでOKの標準JPEGフォーマット準拠(けれど、CCDがビデオ用の長方画素なので専用ソフト以外では縦横比が狂うぞ!) 結構本格的な画像データベースソフト標準装備(Powershot以外の画像ファイルもOK) 28mm相当のワイド撮影ができる専用コンバーターあり(別売だけど、これは便利!) パラレル転送と充電が同時にできるドッキングステーション装備(ホントに便利です) カッコイイWindows用TWAINドライバー(黒ベースのアメリカンなデザインは感動モノ) 実販10万円を切りそうな価格設定(係長決済で買えるギリギリの線で設定されたそうな……) フォーカス後のタイムラグの短さ(ピントさえ合ってしまえば、シャッターチャンスは掴みやすい) × 悪い点 液晶付きの81万画素ライバル機が登場したこと(時代の流れですから・・・。でも早すぎた?) カメラメーカーらしからぬファインダーの見え味(フレームが見にく、接写用枠が常時表示されっぱなし) のんびりとしたAF動作(シャッター半押しから2秒くらいかかり,気分はセルフタイマー) パーソナル用途にはあまり必要ないTYPE3規格サポート(これを実現するため、このサイズになったとか……) 感触に乏しいシャッターボタン(半押しのつもりがシャッターが切れていたことも……) やっぱり欲しい液晶モニターかビデオ出力(あれば安心だし,この価格帯ならね) 取説を見ても難しい撮影モード切替(未だに覚えられないのは、私のせい?) 業務用途(保険,中古車、不動産向け)に特化したコンセプト(もともと業務用モデルなのよね) 赤目軽減モードのないストロボ(この価格になると,欲しい機能です) 松下のデジタルビデオそっくりのデザイン(ちなみに本機は純粋なキヤノン設計製造です) ひとこと オリンパスの81万画素モデル(C-800L)の発表で、ちょっと霞んだ57万画素モデル。けれどワンランク上の高画質は健在だ。枚数は撮れるけど、やはり液晶ナシはきつく、本領を発揮するのに努力が必要な”パワーちょっと”。このクラスの画質に慣れたら、40万画素モデルには決して戻れません! ライバルも登場したことだし、高画質にこだわるなら、液晶つきの80~130万画素モデ ルをぜひ近々、ラインナップに加えて欲しい! サンプル画像 [関連記事] 【1996/5/13】キヤノンから普及型のデジタルカメラ「PowerShot 600」登場
★前回からの変更点については赤色で表示しています。
ライバルも登場したことだし、高画質にこだわるなら、液晶つきの80~130万画素モデ ルをぜひ近々、ラインナップに加えて欲しい!
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('96/10/7)
[Reported by 山田 久美夫]