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やっぱり目立つActive X技術
Microsoftスタッフとの交流

「Microsoft Tech・Ed 96 Yokohama」2日目レポート

 初日(7/31)、2日目(8/1)といくつかのカンファレンスを受講したが、やはりActive Xに関するトピックが多い。特にインターネットに関するカンファレンスではかならずといって良いほど出てくるキーワード、それがActive Xだ。

 セッションでは、Internet Explorer 3.0を中心としたActive Xの概要や、より実践的なActive Xの使い方などの講演が目立った。Active X技術にはIISを中心としたサーバサイドの技術とInternet Explorer3.0を中心としたクライアントサイドの技術の2つがあるが、サーバサイドサイドの技術ではISAPIとMFC4.1でサポートされたInternet Server Class、あるいはVisual Basicをサーバサイドで使うことによってよりダイナミックなWebサーバを構築する方法などが紹介された。

 また、クライアントサイドの技術では、Active XコントロールやVB Scriptを使って動的なWebページを作成する方法、Active X ControlをVisual J++やMicrosoft J Script(Java Script)を使ってコントロールする方法などが事例を交えて紹介された。

 さらに、WebデベロッパのためのMicrosoftの開発用製品群(Office、FrontPage、Internet Studio、VB Script、Visual J++、Visual Basic、Visual C++)の紹介などもあり、MicrosoftがActive Xに賭ける意気込みが伝わる内容のものがあった。ただし、Active Controlについてのセキュリティの面やデマンドダウンロードのメカニズムはいまだに仕様が不安定ということもあり、これらの技術については概要のみの紹介が目立った。

 また、本日はセッション終了後にPeerTalkと呼ばれるMicrosoftのプロダクトマネージャやセッションスピーカとの交流を目的とした簡単なパーティーが催され、積極的な意見交換が行われていたようだ。なお、本日は会場(みなとみらい横浜)で花火大会が催され、会場周辺はかなりの混雑だったようだ。

Active X(TM)テクノロジー概要日本語版

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「Microsoft Tech・Ed 96 Yokohama」初日レポート

('96/8/2)


[Reported by Tadatoshi Hirono]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp