【業界情報】

リストラは進行
インターネットとマルチメディアに注力

　共同通信によれば、米Appleが、現地時間の17日に発表した4～6月期決算は3,900万ドル（一時的な税引き利益を除く）の赤字で、3四半期連続の赤字決算となった。ただ、前四半期（1～3月）の赤字7億4千万ドルからは大幅に改善し、市場の予想よりも赤字は小幅にとどまった。
　売上高は21億8千万ドル。前年同期比は15%減となったものの、前四半期との比較では0.4%の微減で、昨年後半から続いた低落傾向に一応の歯止めがかかった。同社の4～6月期の純損失は3,200万ドルだが、株式売却に伴う一時的利益が700万ドルあった。
　同社では、リストラ計画で従業員を15,500人から、13,700人に削減する一方、商品ラインの簡素化を推進。カリフォルニア州のIC工場の閉鎖も決めた。アメリオ会長は「インターネットとマルチメディアの2分野に業務を集中する」と述べた。

Appleのニュースリリース（英文）

('96/7/18)

[Reported by date@impress.co.jp]