【ハードウェア】

高速化と低価格化をすすめ、縦置きも可能に
ATAPI版の投入で本体標準搭載をねらう

松下電器が6倍速CD-ROM対応のPDドライブを発表

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 松下電器産業は11日、6倍速CD-ROM再生に対応し、高速化と同時に低価格化を実現したPD/CD-ROMドライブを発表した。

 PDドライブは従来CD-ROMの再生は4倍速までだったが、今回の新しいドライブで6倍速に対応。PDドライブとしてもシークタイムの高速化、高速キャッシュ機構の搭載などで高速化がはかられた。さらに価格が約40%引き下げられたことでコストパフォーマンスが高くなっている。同社は接続インターフェースとしてATAPIに対応した内蔵用ドライブの出荷も開始し、今後各メーカーへのデスクトップパソコンへの標準採用を積極的に展開することで業界標準を目指すという。発表のなかでPDは今注目されているDVDとの互換性を容易にとりやすく、すでに開発の中で互換性を取るように動いているとの説明がなされた。

 今回の新製品ではノートパソコンユーザーをターゲットにしたモデルの発売、縦置き可能なCDのディスクホルダーの採用、新たにPDメディアが1枚同梱されるようになったこと、Windows/Macintoshの共通パッケージ化などが目に付いた。PDメディアの価格も引き下げられた。なお、ATAPIインターフェース版はパソコンメーカー向けのみで、一般には販売されない。

 同日、セイコーエプソンからこのATAPI版PDドライブを搭載したデスクトップパソコン「エプソンvividyTOWER」が発表されている。

 詳細については下記の製品情報を参照して欲しい。

松下電器の製品情報を見る
エプソンvividyTOWERの製品情報を見る

[Reported by 石橋 文健]


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