【ハードウェア】【ゲーム機器】

XBAND対応対戦ゲームも登場
インターネットやNIFTY-Serveにも14.400Kbpsで接続

ネットワーク接続セット「セガサターンネットワークス」
7月27日より発売開始

'96/6/3 発表会開催

標準価格:
「セガサターンモデムキット」14,800円
「セガサターンフロッピーディスクドライブ」9,800円
「セガサターンキーボードセット」7,800円
以上7月27日発売予定
「セガサターンメディアカード」 2,000円
以上8月下旬発売予定

問い合わせ先:セガネットサポートセンター(7月1日より)
 Tel.0120-310279

 (株)セガ・エンタープライゼスは、セガサターンモデムキットなど5つの商品からなるネットワーク接続商品「サターンネットワークス」発表した。インターネット接続だけでなく、バーチャファイターなどの対戦ゲームが行えるなど、ゲーム機「セガサターン」を使ったネットワーク展開を語った。
 セガサターンネットワークスの中心となるのは、去年10月にプロトタイプを発表し、発売が待たれていた「セガサターンモデムキット」だ。これは(株)アプリックスが開発を行った。14.4Kbps(アナログ電話回線専用)にすることで、価格を抑えたという。しかし、14.4Kbosながら、メモリの利用効率が高いキャッシュを使用するなどし、かなりの速度を実現しているとのこと。また、インターネット接続も、通信事業者一般第2種以上を持っている主要プロバイダーとテストを行っており、現在150社との接続が確認されているという。インターネットへの接続手順も簡単で、主要プロバイダーとはオンラインサインアップを行い、リアルタイムでIDを得ることも可能だ。また、クレジットカードなどが使えない子供向けに、プリベートカードを利用したインターネット接続なども予定している。プロバイダー名など、詳しいことは現在のところ未定だ。
 このキットには、インターネット通信用ソフト「サターンインターネット」と、カタパルト・エンタテイメント(株)が行っているXBANDを利用した、バーチャファイターの対戦が行えるソフト「バーチャファイターリミックス」、富士通(株)が開発した、ニフティサーブへのGUI通信ソフト「PAD NIFTY」などのソフトウェアをバンドルする。ただし、バーチャファイターリミックスは8月下旬に別途郵送となる見込み。対戦ゲームは、8月下旬に発売予定のICカード、「セガサターンメディアカード」をモデムにさし込んで行う。このカードは、テレホンカードのように100度数分を内蔵しており、一回のゲームに何度数、一回のメールに何度数といった形で課金する。また、対戦ゲームはバーチャファイターリミックスの他に、9月よりセガラリー、10月よりワールドシリーズベースボールなど、様々な対戦ゲームを予定しているとのこと。
 また、今回新たに「セガサターンフロッピーディスクドライブ(3.5インチ(MF-2HD)に対応」、「セガサターンキーボードセット」が発表された。キーボードセットには、サターン用Habitat IIのCD-ROMもバンドルされる。どちらも発売は、7月27日を予定だ。
 先日セガサターンは、新聞各紙などで累計300万台を突破と報道されたが、同社では、これらの商品を目玉にユーザーを増やしていき、来年3月には累計500万台を目指すという。

セガ・エンタープライゼスのホームページを見る(6/4現在 この製品のニュースは掲載されていない)

('96/6/4)


[Reported by junko@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp