【業界情報】

2度の投資に引き続いての援助
資本率は19.9%を保持

NECが、Packard Bellと自社の海外部門を統合

NEC 記者会見風景 '96/6/4 発表会開催



 日本電気(株)は、米Packard Bell社と自社の海外部門とを統合し、「Packard Bell-NEC」(以下PB-NEC)として7月1日より発足すると発表した。

 なお、Packard Bellは非公開企業であるため資本金などは明らかにされていないが、日本電気の議決権付き株式の所有比率は19.9%に止められている、(20%以上では連結決算の対象となるため)、ただし議決権なしのいわゆる優先株の比率はこの統合によって高まり、日本電気の発言権がより増すものと思われる。
 記者会見には、日本電気金子社長をはじめ、役員多数が出席した。質疑応答の際には、数度にわたりPC98をやめてAT互換機を販売する布石ではないのかという意味の質問が行なわれたが、国内はPC98が信頼を得ておりその考えはないという答弁に終始した。

NECのニュースリリースを見る(6/5追加)

('96/6/4)


[Reported by date@impress.co.jp]


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