富士通、2.5インチHDDで110GBが可能な高密度記録技術を開発

SFメディアの断面構造
8月20日 発表



 株式会社富士通研究所は、100GB/平方インチの高い記録密度を実現する磁気記録技術を開発した。この技術を用いることで、2.5インチHDDユニットで約110GBの記憶容量が可能としており、今年下期に富士通株式会社から発売されるHDDに搭載予定。

 今回開発された技術は、熱ゆらぎに強い記録媒体「SFメディア」、「ダブルスペキュラー型GMRヘッド」、高精度記録ヘッドなど。

 SFメディアの採用により記録密度を従来比3倍に、酸化物層を2層設けたダブルスペキュラー型GMRヘッドにより読みとり能力を2倍に、記録ヘッドの高精度化と新素材によって記録能力を30%、それぞれ向上させたという。また、これらの技術を用いることで将来的には300GB/平方インチを達成する見通しを得たとしている。

□富士通研究所のホームページ
http://www.labs.fujitsu.com/
□富士通のホームページ
http://jp.fujitsu.com/
□ニュースリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2001/08/20-1.html

(2001月8月20日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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