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米Microsoftの次期OS「Windows XP」の日本語版RC1がプレス向けに公開された。すでに米国ではRC2が公開されており、機能的な目新しさはないが、これまで解説できていなかったいくつかの特徴を解説しよう。
新たにインストールされたアプリケーションがあると、メニューで告知される。色が変わっているのが新しいアプリケーション。1台のPCを複数で利用しているときに、ほかのユーザーがアプリケーションをインストールしたときに、すぐに知ることができる | デスクトップのクリーンアップの設定。機能が設定されていると、プログラムをインストールしても、デスクトップに作成されたアイコンを表示しない |
必須のアップデートは、Windows Updateが利用され、バックグラウンドでインターネット接続を行っているときのアイドルタイムにダウンロードされる。回線を切断されてもレジューム機能を利用して、再度接続したときにダウンロードを継続する。必要なモジュールがすべて揃ったときに、実際にアップデートを行なうかどうかを確認する。細かい設定もできる |
Windows XPへのログインと同時に、.NET Passportアカウントにもログインする。.NET Passportは、MSNをはじめとするサービスで利用され、サービスごとのログインの手間を省くという利点がある |
日本語版の発売日も11月16日に決定し、米国のβテスターにはRC2後も2度のリビジョンアップが行なわれるなど、順調に開発が進むWindows XPだが、米国では発売を前にしていくつかの動きが伝えられている。
ひとつは、今回紹介した“クリーンデスクトップ”がからむデスクトップ上のアイコンの問題だ。パッケージ版のWindows XPはクリーンデスクトップの状態で出荷されるようだが、PCにバンドルされるWindows XPでは、PCメーカーによっていくつかのプログラムのアイコンが配置される。
ここに、今回Microsoftとたもとを分かったAOLなどがアイコンを置くようにPCメーカーに働きかけているのだ。この場合、MicrosoftではPCメーカーに、「Windows Media Player」、「IE6.0」、「MSN」などのアイコンも同時に配置するように要求している。PCメーカーにとっては思わぬ収入源になる可能性はあるが、ISPやブラウザなどのアイコンを2つ並べるのはサポートの負担を考えると煩わしいところだ。
もうひとつは、.NET Passportアカウントの問題で、不正に個人情報を集めるものであるとして、複数のプライバシー保護団体がWindows XPの発売を差し止めるよう求めている。
いずれもまだ大きな動きとはなっていないが、独占禁止法の裁判が継続中のMicrosoftにとっては、気になる火種ではある。
□米Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/
□Windows XPのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/windowsxp/default.asp
□関連記事
【7月2日】Windows XP RC1レビュー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010704/xp.htm
「Windows XP」関連記事リンク集
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/link/winxp_i.htm
(2001年8月10日)
[Reported by 川上哲夫]