Apple Computer、WWDC前日レポート


会期:5月21日~5月25日(現地時間)

会場:San Jose McEnery Convention Center

 Apple ComputerのWWDC(Worldwide Developers Conference = 世界開発者会議)が、5月21日(現地時間)から開幕する。昨年はMac OS Xへの期待を込め、3,600人を超える参加者が世界中から訪れた。無事にリリースを迎えた今年は、次なるApple Computerの方向性が示されることとなる。

 会場は例年どおり、カリフォルニア州サンノゼ市の中心に位置する「San Jose McEnery Convention Center」。昨年の会議ではすでに今後5年間の開催日程が提示されていたので、もしかしたら2005年までびっしりとスケジューリングしている来場者もいるかも知れない。

 WWDCでは、21日から5日間にわたって数多くのセッションが予定されている。ただし個々のセッション内容については、NDA(機密保持契約)が結ばれているため、一般に公開することはできない。

 例年、PC Watchでは会期初日に開かれるスティーブ・ジョブズ氏の基調講演のみをレポートしてきた。今年はその基調講演が、『Fireside Chat(ファイヤーサイドチャット)』と趣向を変えて開催されることとなっている。広報資料によれば、CEOであるスティーブ・ジョブズ氏が、デベロッパ各社とともに、密なコミュニケーションを行なうセッションとある。

 現地時間で午前10時から約2時間にわたり開催されるこの『Fireside Chat』は、今年のWWDCのなかで一般公開が可能な唯一のセッション。明日、詳細をレポートする。

レジストレーションのエリアには、20日の午前中から少しずつ参加者が集まり始めている。分散して訪れているためか、ほとんど混雑はしていない。事前登録者がほとんどのため、ものの数分もあれば登録の確認と配布物の受け渡しは完了する。毎年訪れる参加者が多いためか、もの慣れた様子が目立つ 今年の配布物の一部。やはり、事前登録者先着1,500名限定の『Mac OS Xロゴ入り革製ジャケット』(249ドル相当という触れ込み)が目をひく。昨年は5色あったバッグのロゴは、今年は白1色のみの様子。メモ帳とペンも白基調なので、新iBook路線ということか? あとはカンファレンスガイドと、薄手のトレーナー。ほかにソフトが少々含まれているが、NDAに抵触する可能性があるので写真には入っていない 開発者向けの会議のため、コンベンションセンターの周囲には一般のトレードショウのような広告もなければ、街をあげてのイベントといった派手さもない。唯一見かけた関連の案内がこれ。コンベンションセンターに向かう道沿いに、点々と設置されている

□米Appleのホームページ
http://www.apple.com/
□WWDCの案内ページ(日本語)
http://developer.apple.com/ja/wwdc2001/

(2001年5月21日)

[Text by 矢作 晃]


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